学力診断テストの理科を授業しました。|家庭教師日記
学校の授業対策
中学3年生男子
理科のテスト対策
昨日は福岡市の中学3年生・大成くんの家庭教師でした。
春休みの宿題も何とか無事提出、ホッとしたのも束の間、明日学力テストがあります。
春休みは、学年末テストで点数の悪かった社会を中心に勉強しました。
理科は、前回と今回の2回を予定で家庭教師を始める前の分野、化学変化です。
雑談中、たまに「化学面白いよ~。時間空いたら一緒にしようよ!先生がんばるから」と言っても、大成くんは「イヤ」「面白くない!」「つまらん」「分かんない」といつも話に乗ってきてくれません^^;
3学期の課題テストの結果を見せてもらった時も、ほとんど間違ってます。
前々から機会があれば、教えたいと思ってました。
化学変化の第2回目、開始です!
前回、基本的な原子記号や分子を勉強しました。
最初にその確認テストから。
と思ったのですが・・・
なんと!宿題をしていませんでした><
理由を聞くと、新学期で色々忙しくて疲れも溜まり、土日も部活だったので、ど・う・し・て・も・出来なかった!?そうです。
受験生になったので、もう少しツッコミたかったですが、明日テストです。前回の内容を一緒に確認してから本題に入りました。
まずは銅の燃焼実験です。
図を描いて、銅と空気中の酸素がくっつく→黒くなって酸化銅になる。
銅はCu・酸素はO・足すと、酸化銅CuOになる。
模式図にすると、こうなる。
式にすると、
金属の銅は1個でも成り立つからCu、空気中の酸素は前回したようにOが2個くっついているからO₂
1個のCuだと、Oが1個余っちゃうから、Cuをもう1個持ってくる。
2個のCuOができるから、2Cu+O₂→2CuO
これで終わり。
では、自分で書いてみてください。と教えると、2回目で大丈夫でした^^
次は実際の問題演習です。
時間がなかったので、質量保存の法則の実験問題を解きました。
今年の県立入試で出た問題です。
銅と酸素の重さ(質量)は4:1
マグネシウムと酸素は3:2
これだけ知ってれば、小学校の比べる数または中1の比で解けます。
初めての大成くんでも15分位で解けました。
皆さんも見た目で判断せずに解いてみてください。意外とカンタンです!
少し慣れたところで、見ただけで拒否反応を起こしそうな問題を先にしました。
炭酸水素ナトリウムの燃焼実験です。
「大成くん、リラックスしていいけど寝ないでね!」
「これ一緒に解いてくれたら、宿題忘れ、なかったことにする!」
大成君「・・・」
古賀 「これ終わったら休憩にするから!」
大成君「・・・」
古賀 「時間があるとき、またゲームしようよ!」
大成君「・・・」
炭酸水素ナトリウムと書いただけで「寝そう」です・・・
古賀 「簡単だから任せてよ!」
大成君「うぅ・・・」
古賀 「絶対簡単。今までだってそうだったはず!」
と、始めるまでとても大変でした><
でも「炭酸水素ナトリウム2NaHCO₃」の実験はワンツースリーで覚えるということを説明したら、15分位で終わりました。
休憩と思ったのですが、呑み込みいいですし、テスト明日ですし、内申書にも入るので・・・
ついでに炭酸水素ナトリウム+塩酸の実験も教えてみました。
さっきより簡単なので10分位で終了です。
今度は本当に休憩です。
その後、酸化マグネシウム・酸化鉄・酸化銀など基本的な実験とそのパターンを勉強して、今日の授業を終えました。
大成くんへ
受験生になったから、今までみたいに好き嫌いを言っていられなくなります。
それにテスト前だけ勉強していては間に合わなくなってしまいます。
1学期は、まずクラスに早く慣れて、部活と勉強の両立を目指しましょう。
特に大成くんは提出物、がんばらないと!
僕も学生生活最後の年になりました。
家庭教師以外にも、採用試験と修論、すべて万全の準備をしたいと思います。