人にせいにしてはいけません。|家庭教師日記
田中先生の家庭教師日記

人にせいにしてはいけません。|家庭教師日記

学校の授業対策

中学2年生男子

テスト対策

福岡市の中学2年生・樹生くんの家庭教師でした。いつも教えている九大のお兄さん先生が学会で海外に行っているため、今日(日曜日)は抜き打ち授業ではなく、通常授業を行います。木曜日から1学期の期末テスト、家庭教師のがんばりどころです!

金曜日にも数学の授業を行い、解き方を忘れてしまった問題を中心に指導しました。その復習と間違った問題を宿題に出しています。午後3時から授業開始、土曜日と今日の午前中に学習内容のチェックからしたいと思います。

昨日一人で勉強した英語・社会・理科の内容をワークなどで確認した後、宿題に出していた数学の確認しようと思いワークを開いてみると・・・

「?」
「(あれっ、何も書いてない?)」
「(自学ノートにしたのかな?)」
自学ノートやルーズリーフにも書いてありません。

田中 「樹生くん、数学はどこにしたの?」
樹生君「・・・」
田中 「学校のノートか、計算ノートに書いたのかな?」
樹生君「・・・」

結果的にしていませんでした(><)
テスト前なので他教科の勉強に集中してしまうこともあります。時間がもったいないと思い、授業を開始しました(^^;

しばらく数学のワークを解く様子を見ていると、金曜日に勉強した内容を半分以上忘れています。
(樹生君は、計算を覚えるのに普通の子の数倍時間がかかってしまう子です。金曜日勉強したところは、前々から少しずつ教えている特に苦手な問題、すぐ忘れてしまう樹生くんにとって宿題で復習は必要不可欠です。)
このままではテスト勉強が捗らないと思い、一旦休憩をとりました。

数学をしなかった理由をまとると、樹生くん曰く「お母さんが他の教科を勉強した方がいい、だから出来なかった。」ということらしいです。

3回同じ質問をしても同じ答えが返ってきます(^^;
田中 「本当にお母さんがそう言ったの?」
樹生君「はい、他の科目も大事だから、そっちしなさいと言われました。」
田中 「間違いないですか?」
樹生君「はい・・・そう言われました!」
田中 「本当に間違いないですか?」
樹生君「お父さんもそう言いました!」
聞けば聞くほど、語気を強めて言い切ります。

まさか、お母さんがそんなことを言うはずはありません。
このまま話していると、お父さんの次はお兄さん、その次は学校の先生、その次は友だち、その次は・・・と尽きなさそうです(^^;
仕方なく今日の授業前、お母さんからいただいたラインを見せました。

もう一度聞くと、「(お母さんに)言われていません。」という返事が返ってきました。
結果的に、自分に都合の良い解釈をしていただけです。
今日もお母さんが仕事ではなく、この場にいたら「お母さんが言った。」と、目の前では言わないと思います。その場に居ない人のせいにするのは、よくありません。
実は金曜日の家庭教師中も連立方程式で同じ様なことがありました。その時は「(学校の)先生がこう解きなさいと言った。」と言っていました。

「まさか、数学教師がそんなこと言うはずない。」と思い、学校のノートやプリントを確認すると、水曜日に正しい解き方を教わっています。やはり、樹生君の思い込みでした。

都合の良い解釈で自分に楽な方ばかり選択していると、苦手なものは苦手なまま、ずっと人の何倍も勉強しなければいけません(><)
最近、聞くと人のせいにすることが多くなっていたので、気になっていました。

ということで、
今日は日曜日。私も時間に余裕があったので「人のせいにばかりしていると、どういうことが起こるのか?」や「正しい日本語の聞き方・使い方」など、丁寧に話してみました。
樹生君も分かってくれたようです!当分の間は人のせいにしないと思います。

休憩後は、今日の午前中の分も含めて徹底的に数学を勉強してもらいました。
まだ一部苦手なところがありますが、金曜日に比べ、とても解けるようになっています(^-^)

家庭教師が中学2年生樹生くんの1学期期末テスト対策をした内容
中2の1学期の期末テスト対策(数英理社)

樹生くんへ
最近カバンの中身は、必要最小限持って帰ってきてくれているようなので安心しています。
今回のテストでは苦手な数学を中心にテスト勉強して、過去最高点を取りましょう!

そのために「しなければいけないことはキチンとする。」
面倒でしなかった場合でも「人のせいにしない。」「自分の判断でそうした、その代わりこうする。」と、言えるように自己管理も少しずつできるようになりましょう!
明日(月曜日)からお兄さん先生が帰ってきます。先程、引継ぎの電話をしたら、イタリアのお土産話がいっぱいあるそうです。
「テスト直前だから、頑張ります!」と言っていました。
樹生くんもお兄さん先生に「これだけ勉強しました!」と胸を張って言えるように、日々コツコツ頑張りましょう!
応援しています(^-^)丿