忘れもの|家庭教師日記
高校受験対策
中学3年生女子
休憩中のお話[志望校]
今日は中学校3年生の真央ちゃんの家庭教師に出かけてきました♪
ご両親が用事で出かけていて、真央ちゃんとお姉さんの亜美さんがお留守番で、私、矢田も一緒にお留守番(?)になりました。
真央ちゃんは受験生ですが、イマイチ勉強モードになれません。
一応ですが、受験希望校(F高)はあるのですが。
授業をしていて感じることは、この学校に行きたいなどという、ぼんやりとした目標さえ持てていないということです。
真央ちゃんはつい最近、「とりあえず高校は行くけど何で高校に行くの?特にしたいこと無いのに・・・。」と言っていました。
目標が無いことがまだ受験モードに火を点けられない原因の1つのようです。
そんな真央ちゃんが、
真央「(^-^)(^-^)」
矢田「・・・。なに?何かいいことあったの??」
真央「今日、高校の授業見てきた。」
矢田「へ~どうだった??」
真央「ちょっとは行ってもいいかも。授業でさぁ、マラソンあるんよ。そのマラソンが、1回目のタイムより、2回目のほうが早くないと終われんのっち。私それが嫌でさぁ。でもさぁ、最初に遅く走ればいいんっち(・ω・)b だけさぁ、一番心配しとったことが無くなったけ、ほか(の高校)でいいや。」
矢田「・・・。もしかして、マラソンが大きな問題だったの??」
真央「ちょっとね。ちょっと。でも大きなちょっと。」
矢田「少しやる気出そう??」
真央「ちょっと d(・v・)」
そっかそっか。マラソンか。
本日のメニューの理科、生物細胞分裂のプリントを解いている真央ちゃんを見ながら、「中学生の頃って、今の私から見れば大したことでは無いことも、大切な場合があるのか。そうかそうか。」と、思いました。
そう言えば中学校の時、「私は大人になっても、中学生とか高校生とかの気持ちがわかる大人になるんだ!!」と、心に誓っていた気がします。
全くそのことを忘れてしまっていた訳ではないので、生徒の話はよく聞くし、生徒が「先生どうして学校にお菓子持って行ったらだめなの?」などという質問も自分なりの答えを提示し、その答えに対する反応も素直に受け入れて、生徒とが納得いくまで話すようにしていました。
でも、分らなくなってしまうものなんですね。
どうして真央ちゃんが、F高をためらっていたか。
まさかマラソンだとは思いませんでした。
こうやって大人の壁を作っていくのでしょうか。
今日は真央ちゃんと話せて良かったなぁと思いながら、自転車をこいで帰りました。