嬉しかったこと|家庭教師日記
矢田先生の家庭教師日記

嬉しかったこと|家庭教師日記

高校受験対策

中学3年生女子

夏休みに向けて[心構え]

家庭教師の矢田先生のサムネイル画像。

今日は実来ちゃんのお宅で授業でした。

暑い日々が続く中、生徒達はみんなよく頑張っています。
中には「私、暑くなると眠くなる・・・。」と、いう生徒もいますが気持ちはわかる気がします。

暑いと動けず眠くなったりしませんか?
そして起きたら汗びっしょり。
夏風邪を引かないようにしましょう!

そして今日はとても嬉しいことがありました。
矢田は机を叩いて泣きたいくらい嬉しかったです。
それは実来ちゃんが、「夏休みに塾の夏期講習に行く。」ということから始まったのです。

矢田は塾が悪いとは思いません。私も川を越えて北九州の塾に通っていましたから。
ただ自分は家庭教師をしていますので、多少意識することはあります。
ただしその「意識」と言うものは、自分が向上していくためにはとても必要なものだと思っています。
なぜなら矢田は「塾の先生以上の授業をする!大学生だからイマイチだ。とは言わせない。」というふうに意識しているからです。

塾の先生も大学生の場合があることを皆さんご存知だと思います。
矢田が絶対に負けないと意識しているのはこの方たちではありません。

「プロ」と言われる塾講師を矢田は意識しています。

矢田も家庭教師のプロと読んでもらえるくらいになりたいと思いながら家庭教師をしています。
その日やる授業の予習、生徒の反応を見てその日の復習をし、月間の計画表の調整をする。
学校のテストや業者のテストの成績はファイルに保存してエクセルでグラフをつくる・・・などなど。
この他にも様々な工夫をしています。

矢田はこのようなことをしていることをほめてもらいたいなど思ったことはありません。
それにこのようなことをしていても、誰も気がつくはずがないと思っていました。
でも違ったんです。これは矢田の間違いでした。
じっと見ている人がいたのです。

それは実来ちゃんです。

実来ちゃんは塾の夏期講習を親友に勧められ、塾がどんなところか知るためもあって行って見る事にしました。
そのときに言われたそうなんです。
「家庭教師なんか辞めた方がいいですよ。」と。
実来ちゃんは悔しかったそうです。

どうして?

私はそう聞きました。
するとこう答えてくれたのです。
「先生が私のいないところで色々悩みながら頑張ってくれたのに、それをバカにされたみたいで悔しい。先生は私以上に私の成績をわかってるもん。」

矢田は一瞬言葉を失いました。

純粋な気持ちで私を見て、そしてきちんと私の授業を受けていてくれたのだなと思うと、もう言葉で表せないくらいの嬉しさがこみ上げてきました。
私は「うん、ありがとう。」と答えるだけで他は何も言えませんでした。

人には合う合わないがあって、塾が合う人もいれば家庭教師が合う人もいますし、独学が一番の人もいます。
私は私と出会った生徒の力になりたいという気持ちがとても大きいことを、実感しました。
あまりにも喜びすぎて、授業ややる気が空回りするのは一番いけないことです。

ただ今日は家庭教師をやっていて、本当に良かったなと実感しました。

矢田は明日からもこの気持ちを忘れずに、日々向上を目指して頑張っていきたいと思います。