実用敬語|家庭教師日記
矢田先生の家庭教師日記

実用敬語|家庭教師日記

高校受験対策

中学3年生女子

学校の復習[国語]

家庭教師の矢田先生のサムネイル画像。

今日は真央ちゃんと敬語の勉強をしました。
最近敬語って正しく使われなくなってきていませんか?

矢田自身100%完璧に使っていると胸を張って言えないのですが、秘書検定を受ける友達の傍らでお勉強させてもらっています。
敬語が良くわからない人の中は、尊敬語と謙譲語の違いを理解していない人が多いです。

とりあえず「申し上げる」は目上の人に使ってはいけないとか、その程度です。
それでもいいのですが、社会に出てこれだと恥ずかしい思いをします。

矢田は以前学校の先生とお話をしていたときに敬語を使って話そうとしたのですが、使い慣れていないだけにしどろもどろな話し方になってしまった経験があります。

すると、「日ごろ使っていない言葉を使うからそうなるんだよ。」と、笑われてしまいました。

とほほ。苦い思い出です。
ですから矢田は勉強しました。

「実用敬語」を。

実用敬語と言うのは、矢田が名づけました。
学校などで習う敬語は、教科書を読む、敬語を書く、問題を解くの3拍子です。
ですからなかなか身につきません。
「勉強している」という感覚になってしまうからです。

でも実際敬語は実生活で必要なものです。
もっと身近に感じられるはずなのです。
そう考えてみると、授業ってもっと楽しく出来るような気がします。

「言う」の尊敬語は何?
と聞くのではなくて、「真央ちゃんが今日学校の先生に(真央さん良く勉強していますね。)って言われたとしようよ。

それを真央ちゃん私に今日の出来事として、教えてくれない?」

「今日先生が(真央さん良く勉強していますね。)と、おっしゃった。」

こんな感じで授業を進めていきます。
「言う」の尊敬語は?と言う聞き方とあまり変わらないような気もしますが、実際に言われたものとして表現しようとすると一所懸命頭を使います。

また、「言う」の尊敬語は?と聞いて解らなかったのに、「真央ちゃんが今日・・・。」と聞くと答えられる場合があるのです。
実生活で身につけていても、そのことが問題として出されていることに気がついていないのですね。

勉強をもっと楽しく進めていくためには、身近なものとして捕らえる必要があると思います。

でも数学の三角関数なんて、「これは物理でも出てきて、最終的には波の式に使えるんだよ。光は波と考えられるから・・・・」なんて実生活に使われているのだと説明しても、それは高校以上が容易に理解できる話で説得力は殆どありません。

難しいところですね!