穴埋めと内容理解。
山下先生の家庭教師日記

穴埋めと内容理解。

学校の授業対策

中学1年生男子

夏休みの自由学習[国語]

家庭教師の山下拓哉先生のサムネイル画像。

中学1年生・公樹君の家庭教師です。
先週、先々週は家族旅行などのため授業がなかったため、3週間ぶりの授業です。

宿題はちゃんと終わっているのでしょうか?

山下 「こんにちは!」
公樹君「先生、待っとった!」

(何か嫌な予感がします。公樹君が僕を心から待っている時は何かがあります。)

山下 「もしかして、宿題終わっていないとか・・・」
公樹君「ピンポーン!少しだけしたけど忙しくて、しよらんかった。」
山下 「・・・。」

そう言えば、春休みも同じような事がありました(><)

あの時は「学校から宿題出ていないの?」と聞いたら、
笑顔で「出ていない」と言い切った公樹君。
最後の日に電話がかかってきて「宿題終わらん。先生、今から来て!」
ということがありました。

山下 「自分で、分からない問題以外はすると言ったのに、何で終っていないの?」
公樹君「親戚のうちに行ったり、友達のうちに泊まりに行ったりして出来んやった。」
    「部活の遠征もあったし、(犬)の散歩もあったし。」

山下 「反省している?していないのなら帰るけど。」
公樹君「してる、してる。それより勉強、勉強!」

本当はもっと反省してもらわないといけませんが、時間の都合上、
それは教務の方にお願いすることにして、とにかく授業を開始することにしました(^_^;)

英語、数学、国語の順番で宿題を終らせていき、
理科と社会は教科書を見ながら出来るので、公樹君に任せることにしました。
自由学習は、公樹君の最も苦手な「漢字の成り立ち」を調べて、分類してみることにしました。

ところが・・・

公樹君「先生、調べて。それを写すから!」
山下 「・・・」
公樹君「自由学習そんなに大事じゃないし、適当でいい。」

怒ろうかな?時間がないので我慢しておこうかな?
とても迷いました。
お母さんに電話で状況を伝えて、更に延長をすることになりました。

そして、久々に・・・体育会系モードです!!

山下 「ただ字が書いてあって、穴を埋めればいいと思うな!」
   「自分で調べて、新しい発見して、意見をまとめるのが本当の勉強なんだ。」
   「内容を理解してなければ、勉強じゃなんだ。自由学習を甘く見るな!」

  普段漢字や国語辞典を使っていないので、時間はかかります。
これから多くの漢字を学ばなければいけない公樹君にとって良い経験になります。
きつく話したので、公樹君も態度が変わってくれてます(^-^)

一緒に漢字の成り立ちや仲間を調べていくと、
「この漢字とこの漢字はこういう共通点があったんだ!」などなど、
理系学生の僕も新たな発見が出来きました。

公樹君も段々楽しくなってきたらしく、わき道にそれたりしながら無事自由学習を終えることが出来ました。 これで少し嫌いな漢字が身近になってくれたら、と思います(^-^)

皆さんの夏休みはいかがだったでしょうか?
宿題の終っていない生徒さんは、最後の追い込み頑張ってください。
そして二学期(前期後半)、笑顔で学校に行けるようにしましょう!