不登校の子が学校へがんばって行きました。|家庭教師日記
名橋先生の家庭教師日記

不登校の子が学校へがんばって行きました。|家庭教師日記

教務室から

不登校生

何事にも我慢すること

家庭教師の名橋拓哉先生のサムネイル画像。

初めまして。
教務担当の名橋です。

昨日また一ついい事がありました。
現在、中学3年生の陽人君が約2年ぶりに中学校へ行きました!

公立高校を受験したいといっています。

6月から家庭教師を始めて、
コミュニケーションを重視ながら、順調に指導を行っていました。

一ヶ月位経ち、コミュニケーションも取れるようになって頃、担当のK先生へ少しずつ宿題を出すように指示を出しました。

ところが、
先生が「ここは忘れないように、少し復習しておくといいよ。」と、

さりげなく言った一言が、
本人にはプレッシャーになってしまい、指導当日にキャンセルの電話がお母様からかかってきました。

その後も度々、お母様を通して当日キャンセルの電話がかかってくるようになり、改善のため、職場で陽人君からの(携帯)電話に出ないようしてもらいました。
すると今度は、職場の代表電話にかけてきます。
職場の事情もあり、お母様も取らない訳にいかないという状況に陥ってしまいました。
それからは当面、当日キャンセルを容認する方向で先生とも調整し、本人の意思を最大限尊重しながら着実に学力向上を図りました。

また宿題を出すのは一旦見送り、
授業内容もプレッシャーをかけないように配慮しながら行ないました。

途中、「高校へ行かない」「昼夜逆転」「ネットゲーム」「家庭内暴力」など色々な事がありましたが、自発的に制服を着てくれました。
陽人君が、ここまで決意するのに相当の時間と勇気が必要だったのだと思います。

ご尽力されたご両親と学校の先生、それに当日キャンセルが頻発しても根気強く待ってくれた九大のS先生には、感謝の言葉でいっぱいです。

そして、ここからが大切です。

私立の専願入試は終わってしまったので、時期も考慮すると公立高校合格は非常に困難です。
でも、私立前期入試・公立入試・公立私立二次募集など、あらゆる方法を利用し、陽人君が高校へ進学できるように指導とサポートをするつもりです。

陽人君、受験勉強がんばりましょう!
フロンティアのスタッフ一同、みんなで応援しています!!