「間違い」×「間違い」=「徹底!」
山下先生の家庭教師日記

「間違い」×「間違い」=「徹底!」

中学受験対策

小学3年生男子

国語[読解問題]

家庭教師の山下拓哉先生のサムネイル画像。

2月第1週の月曜日!早くも今年も最後の月になりました。
今日は小3の昇君の授業です。算数から開始しました。
中学受験では定番の「植木算」です。
こちらは前にもしていたので、だいたい大丈夫でした。

そして今日の本題!!「間違い直し」。
昇君にとって「運動」の次に天敵の「間違い直し」です。

ここになると極端に間違いを掘り返すことを嫌い「早く直そう」「触れたくない」という雰囲気が出ます!
でもこのまま放っておく訳にはいきません。今日から本腰を入れることにしたのです!

算数は3問読み違いやケアレスミスなのでいいとして、国語は間違った箇所をチェックすると、考え方の根本や学習方法を見直していかなければいけません。
やはり読書不足・演習不足は否めません。
僕もここは今後のことも考えて、昇君にしっかり考えてもらおうと思い、極力答えを教えず、本人に考えさせ、一問ずつ直しながら、自ら答えを出せるようにしました。

そして最後の一問・・・□(シカク)2箇所に入る最も適当な言葉を「つやつや」と「うるうる」と「きらきら」と「ぴかぴか」の中から選びなさい。
という問題・・・大学生でも難しい問題でした(><)

何度も何度も本文を読み返して、問題を読み返して、消去法をしていきますが、どうみてもちょっとしたニュアンスの問題です。

もしこの問題を小学3年生がノーヒントで○もらえるようであれば、まぐれか神童だなあと思います。

「うるうる」と「つやつや」は同類、「きらきら」と「ぴかぴか」は同類、二つ目の□の後にはあふれるという言葉があるから・・・・という具合にグループのどちらかを消去して、残った方から選ぶという答えの出し方で教えました。

まだしっくりいかない昇君・・・僕は宿題として「うるうる」と「つやつや」がどういう意味なのか?調べてもらうことにしました。
昇君の場合は間違え直しで立ち止まって宿題に出すのは異例です。

本当は漫画で教えれば、済むことなのですが、せっかくお母さんに買ってもらった辞書を使っていないので、この際「辞書の便利さ」も知ってもらおうと思っています。

「間違えた問題」をまた「間違える」
これには「根本から徹底して直す!」これが一番だと思います。

僕も経験があります。
重要問題を間違った考え方で覚えてしまうと、その他の問題も今後すべて間違って解いていくことになる・・・あとあと大目玉をくらうということです。
ここで直せば今後も正しい考え方で問題を解けるハズです。

読解の基本なので出来るまで気長に教えていこうと思います。
とてもハイレベルな分野も入ってきて、進みが鈍くなる昇君、ここからが勝負です!
これからも難問奇問がたくさん出てきますが、二人三脚で「徹底」して乗り切りましょう!!