解けた問題が解けない!
中学受験対策
小学5年生男子
学校の予習[算数]
小学5年生・恵司君の家庭教師です。
2学期最初の指導です。
夏休みは、塾の夏期講習に通っていた恵司君
夏期講習に、家庭教師に、英会話に、習い事。
ご両親が働いているので、なるべくダラダラしないようにとの配慮からです。
とても大変だったと思います。
夏休み中は塾のカリキュラムに合わせて、苦手なところを復習していました。
それもひと段落し、本格的に学校の予習に入りたいと思っています。
山下「今日から学校の予習です。その前に一学期の復習からしてみよう!」
塾で応用問題を解いているので、レベルアップしていることが期待できます。
まず1時間目でどの位のレベルになっているのか?算数の確認からです。
ところが・・・。
一学期に出来ていた小数の計算や文章問題で止まってしまいました。
山下 「どうしたと?一学期は出来ていた問題だよ。」
恵司君「うーん。」
山下 「忘れちゃった?」
恵司君「そんな感じ。」
恵司君の話をよく聞いてみると、塾で色々な問題を教わりすぎて、
「どれがどうやって解くのか?」混乱してしまったみたいです。
教務の方に電話で相談して、
もう一度小数の基礎を見直して、それから文章題に取り組むことにしました。
一つずつ見直していくと、
恵司君も「あっ、そうだった。小数の掛け算はこう点を付けるんやった。」などなど、
一つずつ思い出してくれました。
念の為に、もう一度小数の概念と概算の方法も伝授して算数の授業を終えました。
帰りがけに教務の方と話をしていると、
「学年が上がるにつれて、色々な分野の勉強をするからアヤフヤになるのは仕方がない。」と言われました。
だから「一度教わった問題は落とさないように、確実にものにさせること。」
と言われました。
一学期までは何も目標がなかった恵司君。
学校の成績が上がってきた後、どうも勉強に身が入らないので、
ご両親と教務の方が相談して、国立中学受験することになりました。
合否は別として、何か目標がないと気が緩みすぎるからです。
これからも難問がたくさん恵司君を待っていると思います。 でもひとつずつ確実に身につけて行きましょう! 僕もがんばって教えていきたいと思います(^-^)