苦手を得意にするには。
山下先生の家庭教師日記

苦手を得意にするには。

高校受験対策

中学3年生男子

公立高校受験[英語]

家庭教師の山下拓哉先生のサムネイル画像。

中学3年生・英紀君の家庭教師です。
三者面談も終わり、私立高校の志望校が決定した英紀君。

お正月は、おばあちゃんの家に帰省するのでその前に英語の総復習の予定です。

山下 「今日は先週から話していたように中1からの文法の総復習します。」
英紀君「うん、わかった。」
山下 「先生が先週出した宿題をキチンとしていれば、100点取れるハズです。」
英紀君「うん。」
前々から伝えてあるので、今日は素直にうなずいてくれます(^-^)

英語問題集の基本文法総チェックを基に一つ一つ確認していきます。
教務の方からペーパーテスト形式ではなく、口頭で日本文を読み上げて、英紀君に英文で書いてもらうよう言われています。

まずはbe動詞の基本文から。

山下 「私は学生です。を英語に直してください。」
英紀君 (I am a student.)
山下 「正解です。次は あなたは先生です。」
というように一つ一つ基本文法をチェックしていきました。
英紀君のとても苦手だった三単現も今日は出来ています(^-^)

そして最も苦手な文法の一つ不定詞です。

山下 「私は野球をすることが好きです。を不定詞で書いてください。」
英紀君(I like to play baseball.)
山下 「正解!ではこれを動名詞で書いてください。」
英紀君(I like playing baseball.)
山下 「正解です。英紀君、これは不定詞の何的用法ですか?」
英紀君「名詞的用法。」

というように、不定詞の3用法の基本文を書いてもらいました。

山下 「うん、完璧です。」
山下 「ここからが難しいよ。受験で差が出るとしたら不定詞の場合、ここだよ。」

山下 「ケンはケーキづくりを楽しみました。を今度は動名詞から書いてください。」
   「先生が途中まで書くから、空欄を埋めてください。」
英紀君(Ken enjoyed making a cake.)
山下 「正解。次は不定詞にしてみてください。」
英紀君(Ken enjoyed to make a cake.)

山下 「不正解です。英紀君、何でかわかる?」
英紀君「・・・?」
山下 「では、この文を訳してみて。」
英紀君「ケンはケーキをつくることを楽しみました。」

山下 「うん、その訳で合っているのだけど、先月特訓したことを思い出して。」
英紀君「うーん、宿題になかったから思い出せない!」
山下 「enjoyは、動名詞に出来るけど、不定詞には・・・?」
英紀君「出来ない・・・。」
山下 「そう、不定詞に出来ない動詞があったね!」

やっと思い出してもらえました(^-^)
先月不定詞の特訓をかなりしたのですが、難しいものほど時間が経つと忘れてしまいがちです。
今日はそれに気づいてもらうためのテストでした。

同じ間違いを受験でしないように、不定詞の細かいルールの特訓です!
来週の授業までに5文型と
目的語に動名詞と不定詞をとる動詞・不定詞だけをとる動詞・動名詞だけをとる動詞・不定詞と動名詞では
意味が変わってしまう動詞を覚えてきてもらうことにしました。

本人は「えっー。」と嫌がっています。
これから追い込みの時期に入り、アヤフヤだった部分を一つ一つ細かく覚えていかなければなりません。

でもここで不定詞を徹底的に克服しておけば、苦手が得意に変わるハズです。
僕も苦手なところを何度もやり直しました。
みんな一度は通る道です。

苦手が得意に変わるまで徹底して教えたいと思っています。
大変ですけど、
そこが受験に出た時、「やっておいて良かった!」と感じてもらえるはずです!
皆さんも今のうちに苦手な分野を一つ一つ確実に、自分のものにしていきましょう!