社会は追い込みがきく?|家庭教師日記
矢田先生の家庭教師日記

社会は追い込みがきく?|家庭教師日記

高校受験対策

中学3年生女子

学校の復習[社会]

家庭教師の矢田先生のサムネイル画像。

丁度去年の今頃なのですが、社会の勉強を全くしていないと告白してきた生徒がいました。

「もう9月なのに今まで何をしていたの?!」と、驚いたことを覚えています。
社会は暗記教科なので、確かに追い込みはきくのですが何もしていないと正直に言ってくれたことに苦笑いをしてしまいました。

でも社会は本当に今から始めても十分に間に合いますよ。
ただ、「今からやらないと間に合わない!絶対にやるぞ!」と、心に誓ってもらわないと困りますが。

私と生徒がとった具体的な方法を社会を例に書いてみたいと思います。

それは「ノート作り」です。

まず一冊のノートを用意します。
始める単元名はどこからでも構いません。
自分が比較的得意だと思っているところから始めるといいでしょう。
ちなみに私たちは地理の「地形図」から始めました。

まずノートに書き込むのは、ノートの左ページに教科書を見ながら、地図記号や等高線の示すものの意味など、「地形図」と聞いて思いつくものをどんどん書いていきます。

右のページにはまだ何も書きません。
もし自分で左ページを書き込んでいるときに教科書を読んでいて「P122参考」と書いてあったら、皆さんはどうしますか?

絶対にしてはいけないのは見て見ぬ振りをすることです。
必ずそういったときにはP122を開いてみてください。
たとえそれが自分の知っている言葉の説明だとしても、必ず開いてください。

もしかすると自分が知っているつもりになっているだけで、なにか新たな発見があるかもしれません。
では右ページは何を書き込むのでしょうか。
それは「自分が問題を実際に解いていて分からなかったところ、間違ったところ」を、書き込んでいくのです。
それを続けていくと地理、歴史、公民と最低3冊は本が出来上がります。
自分で作った参考書というところでしょうか。

これは受験会場まで持っていくことができます。
それに自分で作っているので、どこに何を書いているのか一目瞭然にわかります。

この方法で「社会の勉強を全くしていない」と告白してきた生徒はずいぶん社会の成績が上がりました。

まだ社会に手をつけていない人はたくさんいるのでは??
もう9月です。そろそろ始めないと大変ですよ!!