約束
矢田先生の家庭教師日記

約束

高校受験対策

中学3年生女子

夏休みの過ごし方

家庭教師の矢田先生のサムネイル画像。

今日2人目は実来ちゃん。暑い中よく頑張っているなと思い、差し入れにイチゴ牛乳を持っていこうと用意していきました。

明日でお盆休みに入りますし、たまにはいいかと宿題の出来を楽しみに授業に行きました。
それなのに、期待は大きく裏切られることになりました。

宿題を1問も終えていなかったのです。
時間は十分与えていました。
学校の宿題を先に終えたいからと、少し宿題を少な目にしていたくらいです。

言い分はこうでした。

「暑くて朝起きれなかった。高校に学校見学に行っていた。友達と遊ぶ約束が沢山あった。」

この中でまともな言い分はありません。

朝起きれない?それはみんな同じこと。
高校見学に行っていた?一日中高校見学はあっていません。
友達と遊ぶ約束があった?いったい何日遊んだのか。

しかも友達と遊ぶというのは悪くないですけど、実来ちゃんは受験生にしては遊びすぎです。

8/1・・・友達と遊びに行く
8/2・・・学校見学に行く(帰りにゲームセンターでミッキーのぬいぐるみを手に入れる)
8/3・・・友達と映画を見に行く
8/4・・・友達の家にお泊りに行く
8/5~6・・・友達と遊園地に行く(そのままキャンプ)

どうですか?この予定の入り方は。
受験生とは思えないでしょう(><)

別にやることをやっていれば、矢田は怒ったりしません。
でも宿題を1ページもやっていないのです。
怒りたくもなります。

矢田は実来ちゃんの苦手単元のプリントなどを自分で作成したりしています。
少しでも生徒に合ったものをと思い、毎晩作成しています。

その結果がこれですか。
しかも「先生宿題できなかった~(^-^)」と、笑顔じゃないですか。
そして一番悲しかったのが、お母様に伺ったこの言葉です。

「実来がもう第一志望の高校をK高校にしないでG高校にするって言い出したんです。偏差値が8違うじゃないですか。私も実来がK高校に行きたいっていうからパートをして家庭教師をつけているんです。それなのに今からこんなことを実来が言うんです。先生なんとか言ってやってください。」

この後もお母様の話は20分近く続きました。 内容をまとめると、実来ちゃんは、夏休みの遊び方を覚えてしまったため、勉強よりも目先の楽しみを追いかけ、受験校を下げることにしたということなのです。

実来ちゃんは、お母様の気持ちも、お父様の気持ちも踏みにじってしまったのです。

矢田はこれが一番嫌いです。
一生懸命応援してくれている人の気持ちを考えず、自分の都合で約束を破る。
矢田はそうそうのことでは許しません。

今日矢田は宿題をしなかったことについて少しだけ注意をしました。
まだ厳しくは言いませんでした。

実来ちゃんに自分で「自分の心構えは間違っていた」と、気が付いてほしいからです。
もし明日の授業でも宿題をやっていなかったら、矢田は実来ちゃんが泣いても構わず注意をすることになるでしょう。

「私、K高校に合格できるように頑張る!」

そうみんなの前で約束したのです。
簡単に約束を破ってはいけません。

実来ちゃんに自分のしていることを、自分で気が付いてほしいなと思います。