また一線|家庭教師日記
高校受験対策
中学3年生女子
学校の予習[数学]
今日の授業は中学3年生の実来ちゃん。
今月から週に2回になったので、授業がとても進めやすいです。
どうして週2回が良いのか。
それは一言で言うと、効率が良いからです。
みなさんは、3日前に自分が読んだ本や、新聞の内容を覚えているでしょうか。
私は、なんとなく覚えています。確かαへリックスがどうとかこうとか・・・。
では1週間前に読んだ本や新聞の内容を覚えているでしょうか。
私は残念ですが、興味があることでない限り覚えていません。
覚えちゃう病の人以外、たいてい忘れてしまいます。
授業を始める前、私は必ず前回の復習をかねて10問程度のテストをします。
1週間たって授業に行くと、これが大変です。
授業の内容を、ほとんど覚えていない場合があります。
計算問題などは別ですが、理科や英語など、ある程度の理解が必要なものは特に忘れていて問題が手につかない場合があるのです。
そうすると、そのままにして前に進んでも、先が理解できるはずもありませんので、また先週と同じ授業を始めなくてはなりません。
二度手間です。
しかし、これが3日置き位だと、ずいぶん違うのです。
完全に覚えているわけでなくても、少し前回の授業を覚えていれば、10問テストのときに少し戸惑っても簡単に思い出すことができます。
このようになると、復習は最小の時間ですみ、本日の授業予定まで授業を進めることが出来ます。
ただ、回数が多ければ多いほど良いわけではありません。
なぜなら、家庭教師にはメリハリがとても必要だからです。
家庭教師は学生がやっていると、仲良くなりすぎて緊張感がなくなることがあります。
こうなってしまうと、生徒は先生を先生と思わず、勉強に「だらけ」が入ってしまいます。
そして成績も伸び悩みます。
家庭教師は、友達のように仲良くなり、その仲には一線を越えてはいけない緊張感があってこそ、成績は伸びてくるのです。
一線があるのは少し寂しい気がしますが、その一線は、生徒が家庭教師を卒業してから薄くしていけばよいことだと矢田は思っています。