メリハリをつけましょう。｜家庭教師日記

福岡市の小学６年生・涼介くんの家庭教師です。
お母さんに話を聞くと、
最近は塾から帰って、ご飯を食べて、寝て、塾のない日はゲームに浸っているみたいです。

「もう受験まで３ヶ月もないのに・・・」
涼介くんがプイッと投げ出さないように、気を遣って、あまり言わないようにしていると言ってました。

僕も模試が悪かった時、母の前で「どうせ、受からん」と言ったことがあります。
その時、母は何も言いませんでした。
たぶん悲しかったんでしょうね。
今更ながら、気を遣ってくれていたことに感謝しています。

涼介くんも、気を遣ってくれるお父さんやお母さんがいて、幸せです。
その期待に応えられるように今日もがんばろう！いざ涼介くんの部屋へ。

ところが、５時半から家庭教師なのに準備もせず、寝っ転がってゲームをしています。
それどころか、５時半を過ぎたのに、新しい建物を作ろうしてます＞＜
（↑マインクラフトという流行のゲームです。）

「先生、これ見て～」色々作った部屋を見せてくれます^^；
「塾のない日くらい遊びたいんだろうなあ」と思いつつ、
塾のプリントやテストを確認しながら見ていましたが、全く止める気配がありません・・・

仕方なく声をかけてみました。

古賀　「涼介くん、時間過ぎてるよ。いったん置いとこ？」 涼介君「わかっとる！今作り始めたとこ」 古賀　「お勉強の時間過ぎてるから、もう止めよ」 涼介君「わかっとる！集中できん、早く終わらせんと」
一向に終わる気配がありません。
というより、わざと授業を遅らせようとしているようにさえ思えます。

古賀　「一旦止めよ。終わったら、またしようよ。」
涼介君「うん」
それでも止めようとしません。

古賀　「分かった、止めない気だな」 涼介君「・・・」（←手は止まっていません）
プチッ。

タブレットの電源を落とさせていただきました。
これで５回目くらいです^^；

今日は最初から体育会系モードです！

「はい、筆箱出して！」
「はい、（テストで）間違った食塩水のページ開いて！」
「はい、この問題読んで！」
「はい、ビーカー描いて！」
「はい、次はこの面積の問題を読む！」
「この面積を出すのに、何処と何処の面積が分かれば、答えが出せるか手順を考えてみて！」
「ヒントはこのおうぎ形と四角形、四角形は三角形に分けられるかどうか考える。制限時間５分！」
「はい、スタート！」 という感じで、遅れた分、テキパキ指導に入りました。

たまに何を教えても吸収してくれる日があります。
いつもはダラダラして、なかなか始めてくれませんが、スイッチが入ってノッてくると、別人のようになることがあります。

今日も複雑な面積の問題を、ヒント１つで解けました。
「この子すごいなあ」と思うことがたまにあり、正に今日がそうでした^^

帰りがけ、
リビングのソファでゴロゴロしながらゲームをしている涼介くんを横目に、お母さんへ報告するとビックリしていました。
「いつもこうならいいけど、長続きしないから」と言ってました。

涼介くん、
スイッチが入った時は、飲み込みが早くてビックリします。

こんなに才能があるのに、
いつもダラダラして、なかなか始めようとしてくれません。

センスや理解力があっても、使わなければ意味がないと思います。
勿体無いです。
ちょっと使ったくらいだと、難問はすぐ忘れてしまうと思います。
これではコツコツしてる子に勝てません。

これからは、早く始められるように心がけてください。
受験本番まで残り３ヶ月。
休憩中や終わった後のゲームやオセロなら、いくらでも付き合います。
その前に
もう少し「やる時はやる！」「遊ぶ時は遊ぶ！」メリハリをつけていきましょう！