自分に一番合う解き方を見つけましょう。|家庭教師日記
古賀先生の家庭教師日記

自分に一番合う解き方を見つけましょう。|家庭教師日記

中学受験

小学6年生男子

私立中学受験算数

家庭教師の古賀先生のサムネイル画像。

福岡市の小学6年生・涼介くんの家庭教師です。
四谷大塚の全国テストの結果が返ってきました。
塾の先生にも褒められて、前よりやる気もアップです!
積極的にテスト結果を見せてくれました^^

今日は、塾の理解度チェックと志望校の過去問題チェックです。

漢字が苦手な涼介くん、
小学1年生の漢字から、1つ1つ丁寧に音読み・訓読みをすべて確認しています。
これ以上嫌いになっては困るので、ゆっくり、ゆっくりしてます。
(↑本人には、超ハイペース!と言われてます・・・)
今やっと小学4年生の終わりまで来ました。
年内に全部終わらせる予定でがんばってます!
苦手だった読解は、最近良くなってきました^^
全国テストでも好成績です。

次は過去問を使って算数です。
「では、テスト始めまーす!」
「よーい、スタート!」
時間を計って少なめの30分で分かるところだけ解いてもらいました。
問題を解く様子を見ていると、前に一度教えた食塩水の濃度で戸惑っています。

算数はここをもう一度やり直すことにしました。
2回目なので、今日完璧になってもらおうと思います!

解答方法1
まずオーソドックスな「濃度=食塩÷食塩水×100」からです。

前にも家庭教師で教えて、塾でもたくさんしているはずですが、濃度の違う食塩水を2つ3つ混ぜる問題になると、急にスピードが落ちてしまいます。
一緒に解くと解けますし、類題も大丈夫。

でも、涼介くんの顔はスッキリしてません。
解けても、どんよりとした空気が漂うので、よほど嫌いなんですね^^;
混ぜる問題は3回同じ公式を使うので、面倒なのかもしれません。

それなら次の方法!
塾で普通に習う面積図を使う濃度算、つるかめ算です。
5%の食塩水450gと9%の食塩水150gを混ぜると、何%の食塩水になるでしょう?という問題です。
塾では、面積図を使って教えているようです。中学受験だと一般的な解き方ですし、他の問題にもたくさん使いまわしができる方法です。

中学受験の算数で食塩水を混ぜる濃度算を教えました。面積図を使う解答方法です。
小学6年生・中学受験の濃度算

写真は2つ目の解き方です。
やはり一緒にすると解けますが、まだ涼介くんはしっくり来てないようです。
顔が曇ってます。

それなら3番目の方法!
面積図とχを使って解く方法です。
教務の方から「中学受験では、余程のことがない限り、方程式の考え方だけの子にしないように」と言われています。
なるべく中学受験する子には「つるかめ算」の良さを伝えほしいと言われています。
なので、涼介くんには、いいとこ取りをしてみました。

方程式は、夏休みに塾で教わって、先月「忘れた」と言われたので、家庭教師でも教えてます。
基本はできるので、2番目と同じに面積図を描いてもらい、χを使って式を立て、解きました。

これが一番納得できたようです。
顔もスッキリしてました^^
そのあと、食塩水の類題を3問解いてもらうと、スムーズに解いています。

「それならついでに、もう1問!」と思って、生徒数の問題も同じ方法で解いてしてもらいました。
僕が1つ目や2つ目の方法で解いた答えと、自分の答えがピッタリ合うので楽しそうです^^

今日は普通に公式を使う方法、つるかめ算(濃度算)、つるかめの図と少し中学の方程式、3つの方法を一緒に勉強しました。
涼介くんは、3つ目の方法を使うと言ってます。

受験生のみなさんも、文章問題は、塾や参考書で何通りかの方法を勉強したことがあると思います。
この問題はコレで解く、あの問題はアレで解く、問題によって分けて使いこなせるのが一番いいと思います。
でも、それは算数の得意な生徒さんの話です。

苦手な子は、受験も間近です。あれもこれもしている余裕がありません。
自分の一番解きやすい方法を見つけて、完全に使いこなせるようにしてしまいましょう!