夏休みの生活面の注意です。|教務室の家庭教師日記
飯塚先生の家庭教師日記

夏休みの生活面の注意です。|教務室の家庭教師日記

教務室から

小中高生

夏休み中の生活

家庭教師の飯塚先生のサムネイル画像。

教務担当の飯塚です。

ニュースで梅雨明け宣言が流れた海の日。
本格的な夏がやってきました。夏バテしてませんか?
みなさん、明日、あさってから待ちに待った夏休みですね!

「学校がないから、たくさん遊べる!」「習い事や部活だけしていればいいや。」と思っている人も多いことでしょう?
実のある夏休みになるように、親御さんに怒られないように、生活も勉強も両立しないといけませんね。

今日は、夏休み中の生活のことからお話ししたいと思います。
まず第一に、健康に気を配りましょう。

(1)なるべく規則正しい生活を。
夏休み中は、学校のあるときと比べて、遅寝遅起きになる子が多くなります。
前半はそうでなくても、後半になると学校がないことに体も慣れてしまい、生活リズムを崩すこともあります。
「良く寝る子は育つ」と言いますが、「寝すぎ・寝坊」は別ですね!
それによって、自分の「したいこと」や「しなければいけないこと」が出来ないようだったら、工夫が必要になります。

学校のない夏休み中は「早く起きなさい、遅れるわよ。」や「早く寝なさい、明日起きれないわよ。」という言葉も少なくなります。
「今日だけ。」と言われてしまえば、お母様も強く言いません。
親だって本当は、あまり言いたくないのです。

○「起きる時間」を決めましょう。
人によって、夏休み中の予定は様々だと思います。次の日の予定によって、起きる時間が変わることもあると思います。
次の日の予定を確認して、なるべく起きる時間を決めてから、寝てください。

特に予定のない人は、学校がある時と同じ時間に起きられるといいですね。
起きる時間を早くすると、涼しいうちにいろいろなことができます。予定がなければ、お昼寝もできますね。夜はテレビをたくさん見ることもできます。
自信のない人は、短い期間から試してみてください。早寝早起きをするといいことがあるかもしれませんよ。
まず起きることからはじめましょう。

○自分に合わせた生活リズムをつくりましょう。
部活動や習い事、友達との約束、お手伝いの時間など、様々な予定もあると思います。
家庭教師をしている子たちに聞くと、自分のしたいこともたくさんそうです。

自分の「すべきこと」をしてから「したいこと」をするように心がけましょう。
そうすれば、人に注意されず、したいことのできる夏休みになるでしょう!

(2)食生活も大切です。
暑い日が続くと、どうしても冷たいものがほしくなります。
熱中症防止のためにも適度な水分補給は大切です。でも飲みすぎには注意してください。
好きなものばかり食べたり、飲んだりしていると、栄養が偏り、夏バテの原因になります。気を付けましょう。

(3)スマホやインターネットのモラルを守る。
スマホやタブレット・パソコンなど、インターネットは手軽で楽しいですね。
SNSでの会話やゲームの進み具合・オモシロ動画の話題など、今や個人で楽しむだけではなく、コミュニケーションツールとしても必要ですね。
使ったことのある人は、その便利さを知っていると思います。

でも、自分の意図しないいじめや犯罪の危険も多く潜んでいます。
みなさんも手軽で便利なように、小中高生を利用しよう、悪いことをしようと思っている人たちにとっても手軽で便利なのです。

○無料という言葉に要注意。
最近も小中学生を狙ったLINEスタンプのことが問題になりました。
無料でスタンプをもらえるという謳い文句に誘われて、アンケートに個人情報を記入して送信したり、このアプリをダウンロードしてください。友達を紹介してください。など、
個人情報だけ教えて、結局もらえなかったケースが多いそうです。

○SNSの使い方にも注意。
SNSでは、友人から同級生の悪口を聞かされて、そう思ってなくても気軽に同調したら、いじめの加害者側になってしまった生徒さんもいます。
友人間でもこうですから、知らない人とは、さらに多くの危険が潜んでいると思ってください。世の中、悪い人ばかりではないけれど、SNSでは相手の本当の人格も目的も分かりません。書き込まれた言葉だけを信じてしまい、本当に危険な目にあいそうになった子もいました。

みなさんは、これからいろいろなことを経験して、人を見る目を養っていくと思います。
今の人生経験と主観だけで判断するのは、早計です。
私たち大人だって、まだまだなのですから。

「自分だけは大丈夫。」「自分だけはいじめられない。」と思っていても、明日は我が身です。スマホやインターネットをする人は、その便利さと危険性を理解して使うようにしましょう。
特にメールアドレスなど個人情報は、大切に扱ってください。

またゲームをする生徒さんや動画を見る生徒さんも同じです。
お問い合わせをいただく不登校の方で、多くのきっかけは、ゲームや動画の夜更かしから朝起きれなくなることです。
何でも「しずぎ」には注意してくださいね。

(4)火遊びをしない・火の元に注意
最近、花火を禁止する公園や川原・浜辺が多くなりました。
その笑い声もあまり聞かなくなり、寂しい思いもあります。
具体的に学校でも「ここでしていい。」ということまでは分かりません。
花火禁止の看板がない公園などで、保護者の方が一緒にいればできる場合もあるそうです。また友人宅のお庭などは大丈夫です。

バケツやペットボトルに水を入れて、火の始末をしっかりしてください。
また大声で騒ぐと、ご近所の迷惑になってしまいます。
マナーを守って楽しみましょう。

(5)外出するときは行き先を告げ、門限を厳守する

夏休み中は、お祭りやイベント・ショッピングなど、校区外に出ることも多くなると思います。自然と、他校の生徒さんや様々な年齢層の方と接する機会も増えます。
知らない人に声をかけられても、話さない、立ち止まらないようにしてください。
必要以上にお金を持ち歩かないことも大切です。

外出時の友人と過ごす楽しいひと時は、学校や習い事・お家などのルールから解放され、気も緩みがちです。
夏休みは、小中高生の関わる事件や事故が多くなる時期です。
学校やお家でも言われていると思いますが、「誰とどこに行き、何時に帰宅する。」ということを、出かける前に伝えてから外出しましょう。
言いそびれたり、突然友人から誘われることもあると思います。
家に誰もいないときは、これこそSNSの出番です。キチンと伝えてから出かける、残念ですが伝えられない時は、出かけない。など
親御様もお子様とお家のルールを決めておかれるといいと思います。

また性犯罪も多発する時期です。知らない人に声をかけられたり、変質者や痴漢に出会ってしまうこともあります。
なるべく明るい道を通り、危険そうな場所・暗い場所に行かない、歩かないようにしてください。
複数で行動して、なるべく一人になる時間を短くすることを心がけましょう。
歩きスマホは、ターゲットになりやすいそうです。
特に女の子は、塾や部活・遊びの帰り道、一人になることもあると思います。防犯ブザーを取り出しやすい位置に直して早歩きを心がけてください。
「今から出かける」「今から帰る」という連絡をできるといいですね。
もちろん、家にいるときは、知らない人にはドアを開けない、ドアの鍵を閉めることも大切です。

約40日間の夏休み。
楽しく充実した夏休みになるように、より一層のモラルやマナーなど「自覚」を持って過ごしましょう!

次回は「夏休み中の学習」について、お話ししたいと思います。