永遠に嫌いになれない|家庭教師日記
教務室から
先生のお話
家族のこと
矢田の楽しみの一つに、「両親と出かける。」と、言うものがあります。
特にお買い物をするわけでもなく、お弁当を持って遠賀川の土手に遊びに行ったり、菜の花を見にドライブに行ったり。
黙っておにぎりを食べていますが、何も言わなくても心が通じ合っているのが家族。
正直に言うところ、矢田も風邪をひくと家庭教師は辛いです。
でもまだ未熟な私ですがお仕事をして、頂いたお給料から少しですが両親に何かプレゼントすると喜んでくれるので、そんな両親を見ていると、苦しさなんてどうでもいいことです。
(あっ!!生徒に風邪を移すのはまずいですが・・・。)
矢田は家庭教師をしていて、いろんな家族を見てきました。
お母さんがおこりんぼうのお宅、お父さんがやけに小さく見えるお宅、足音しか聞いたことの無いおにいちゃんがいるお宅、靴の臭いをいつもかぎに来る猫のいるお宅(^-^;)
家族みんな様々ですが、みんな共通していることがあります。
それは何を言っても、家族みんながお互いを思いやっているところ。
受験生を持つと、よくわかります。
親はこんなにも子供のことを思うのか・・・。
傍から見ると滑稽に見えるくらい子供を心配していらっしゃるご両親を見ると、自分の両親を思い出します。
「親に嫌いって言われた。私嫌われてるんだ。」
こういうことをよく高校生の口から聞いていました。
そんな時私はいつもこう答えていました。
「あなたはどんなに両親と喧嘩して、もう嫌いって思っても本当に嫌いではないでしょう?両親もそれと同じ。」
友達に対して「嫌い」という気持ちを持つとき、そこに「本当は好き」という気持ちはほとんどありません。
でも家族って不思議ですね。
どんなに嫌おうと思っても、嫌いになれませんから。
でもそれが家族なのかもしれません。
だから、生徒の皆さん、
その場では「はい。」と素直に言えなくても、あとで心が落ち着いたとき、よくよくご両親の言葉を思い返してみてください。
あなたを一番理解して助言してくれています。本当ですよ☆