ものは「使いよう」?です!|家庭教師日記
学校の授業対策
小学3年生男子
学校の復習[算数]
小学生のご兄弟3人の臨時家庭教師です。正規の先生がお休みなので、その間の指導です。
午後2時から1時間ずつ順番に3人のご兄弟を指導しています。終わると横で自習と質問受付です。
今日は、ジャンケンで1番目麻也香さん(小2)、2番目麻菜香さん(小6)、3番目大翔くん(小3)となりました。
麻也香さん、麻菜香さんの授業が終わり、最後は大翔くんの授業です。
大翔くんは、算数の文章題が大の苦手!
文章題になると、
「先生、(学校の)計算ドリルの宿題が終わってない」や
「コロ(ワンちゃん)に餌あげてくる」や「おしっこ行ってくる」などなど、
いつも逃げようとします(><)
(優しくて明るく、算数以外は、とても良い子なのですが・・・)
大翔くんが文章題を少しでも理解しやすいように、あの手この手、工夫をしながら教えています。
まだどうしても壁を乗り越えられません。
今日は、また一工夫です。
まず、授業開始直前に教務の方から直接、電話で大翔くんと話をしてもらいました。
その後、授業です。
やはり大翔くんの態度が全然違います!顔が真面目です。
いつも計算から授業を始めて、少しずつ難しい問題に取り組んでいますが、
今日は、集中力がピークのうちに文章題です。
山下 「今日は文章題からします!絶対逃げちゃ駄目だよ!!」
大翔君 「うん・・・。」
山下 「この問題を一緒に読んでみよう!先生が読むから後についてきてね。」
大翔君 「うん・・・↓。」
大嫌いな文章題なので、どうしてもテンションが上がらない様子です。
文章を読み終わり、一緒に登場する条件に線を引いて、絵を描いてもらいました。
(↑ここまではいつもと同じです。)
いつもはこの後、問題を解きにかかるのですが、今日は・・・
更にもう一工夫です。
大翔くんの大好きなカード、デュアルマスターを使い、文章題を把握です!
さすがにカードを使うと言った瞬間、目を輝かせてくれました(^-^)
山下 「大翔くん、ここからこのカードを使って問題を解いてみよう!」
大翔君 「うん!先生、カード見せて。」
山下 「ちゃんとこの問題が分かるようになったら、後で一緒に見ようよ。」
「まずちゃんと解いてから。」
大翔君 「うん、早く。」
その後、文章を読む→条件に線を引く→絵を描く→更にカードを使う→絵に戻る→問題を解く
という方法で何問か解きました。
効果覿面でした。自分から文章を読もうとしてくれます。
いつもと違って問題から逃げなくなりました(^-^)
この方法は、良いのか?悪いのか?賛否両論だと思います。
教務の社員さん曰く、
「カードも使いよう。」
「学校ではしてはいけないけど、ご家庭では保護者の了解があれば出来る。」
「何でもお金をかければいいものではない。あるものは上手に使う、大事な事。」
と言っていました。
普段から使うのは、カードありきになってしまい、もちろん良くないそうです。
行き詰った場合、確かに「使いよう」です!
大翔くん一人ではまだ完全に解けるとは言いがたいですが、
「文章題に目を向けてくれるようになった」
「自分から問題を読んで解こうという気持ちを持ってくれた」
ということは、大きな収穫です。
この調子で
6月末までの臨時指導中に文章題を克服したいと思います!