教室に入れるようになりました|家庭教師日記
高校受験対策
中学3年生男子
不登校対策
中学3年生の英太君の家庭教師です。
英太君は2年生に不登校になり、3年生から学校へ通えるようになりました。
しかし、ゴールデンウィーク前に学校を休んだり、行っても教室に入れない日が多くなりました。理由は、連日、同級生から心無い言葉を言われていたためです。
このままでは欠席や遅刻早退が増えて、英太君をどんどん不利な状況に追い込んでしまいます。
ゴールデンウィーク中、5月2日に家庭教師の授業を行いましたが、勉強に集中できない状態です。顔色もよくありません。英太君の興味のあるゲームの話をしても元気が出ませんでした。
表情をみていると、すぐ教室に入りなさいと言えない状況です。
ゴールデンウィーク明けも欠席が続います。
ゲームに没頭しようとし、状況は悪化する一方です。周囲と相談した結果、5月10日木曜日に対応させていただきました。
対応の仕方を間違うと、すべてを投げ出しかねない状況でしたので、慎重に2週間様子をみてから行動しました。
その後、嫌なことも沢山あるようですが、頑張って学校に通っています!
勉強の方も自分から質問してきてくれるようになりました。
先週の授業では、社会が分からない(興味が湧かない)ということだったので、日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦の学習をしました。
ものごとの流れと過去の欧米とアジアの関係の話をすると、聡明な英太君が戻ってきました。
この流れで、ゴールデンウィーク中に英語の宿題になっていたプリントもしてしまいました(^-^)丿
昨日は相当疲れていたので、挨拶だけして帰りました。
お母様に様子をお伺いしてみると、学校は通うと言っているようです(^-^)
良かったです!
そして今日授業を行いました。
今週は、休んだ期間に学校でした数学とテスト範囲にもなる英語のワークをします。
数学は、短時間で理解してもらいました。まだ易しい範囲ですので、テストでは周囲をビックリさせるような点数を取ってほしいです!
英語は中1・2レベルの短めの長文です。
教えていると、中2の休んでいた期間の学習以外にも中1の内容も一緒に忘れていると実感しました。
しかし、thierやfar・oneなどは学校に通っていても英語の苦手な子は分からない場合が多いので、まだ取り戻せる時間はあると思い直しました。中3の勉強をしながら、必要に応じて丁寧に指導していこうと思います。
休憩中、5月10日以来触れていなかった学校のことを聞いてみました。
英太君自身に聞くのは、あれ以降初めてです。
最近の不満や嫌なことを聞くと、
開口一番、出てきたのは体育祭の練習です。
そう、英太君は自他ともに認めるインドア派でした(^^;
「あの悪口言うともだちは?」と、聞いてみました。
そうすると、
英太君「無視。」
田中 「辛くない?聞こえないふりできてる?」
英太君「無視してるから聞こえん。」
まだ下を見ながら吐き出すように言っているので、辛いこともあるように思いました。
しかし、吹っ切れて、耐えられるレベルまでになったようです。
それより体育祭の練習が嫌だったとは。。。
私も一時的に不登校を経験していますが、体育祭の練習は好きでした。
授業がなくなりますので。
英太君は、みんなで一緒に何かするより、一人で何かするのが好きなんですね。
これも大学などで気の合う仲間に出会うと変わると思いますが、今は高校入学まで状況を大きく変えることはできません。
自分で選んだ高校や大学に行けるように、準備する大切な時期。
頑張らないといけません。
4月後半から5月は色々なことがありましたが、今は少し強くなった英太君がいます。
6月に向けて、心の準備は大方整いました。
来月は期末テストが待ち構えています。
勉強に集中できなかった期間の分も含めて取り戻いきたいと思います!!