私立高校入試前日の対策です。｜福岡の家庭教師日記

福岡市の中学３年生・佑也くんの家庭教師でした。
福岡地区は明日、私立高校の入試です。
日中、教務の方から連絡があり、佑也くんの志望校は専願も合わせて一番上のコースが７.８８倍（昨年５.９８倍）・志望コースは３.７４倍（昨年３.７８倍）。
志願者数は、一番上のコースが６０人に対して３５９人・志望コースは１９０人に対して７１９人、合計で入学定員２５０人に対し１１８３人・表面倍率４.７３倍です。
昨年の１番上と２番目のコースの合計は、入学定員２５０人に対し１０７８名、表面倍率４.３１倍だったそうです。
志望コースの倍率は下がっても、第２合格のある高校なので、明日は実質、ライバルが１０５人増えたということです。

ここは頑張らないと！

数学は過去問題で一度１００点を取れたくらい、力がついてきました。
英語は８割をキープ、まだ単語や連語に不安がありますが、私立は問題なさそうです。
理科はだいたい７～８割くらいです。暗記など性格が諸に出る分野が不安ですが、明日は問題ない状況です。

問題は、国語と社会です。
学校では点数を取れていても、過去問題では任せてみると、大きくコケてしまったことが先週ありました。
社会も、サボっていた１・２年生の範囲で世界地理に大きな穴があります。佑也くんの受験する学校には出ます。最近、公民も勉強する時間がないと言ってるので、時間的にどちらか選択しないといけない状況です。

前日なので、出来ることに限りがあるので、
国語は説明文読解、社会は県立のことも考えて、一旦地理を捨て、記憶の新しい公民をします。

家庭教師の授業は、英語の長文からです。
最近は、単語を覚える前に文中の読めない単語の前後や文意から意味を推測する練習をしてきました。大学受験と同じ要領で教えています。
今日も他校の似ている過去問を使って、１題解きました。

国語は、先週、過去問題を解いて採点することまで宿題に出すと、何故か急に解けなくなっていました。
普通に解けていた空欄適語や選択問題も合っていたり、間違っていたり、ビックリしました＞＜

原因を探してほしいと会社からも頼まれましたが、まだ不明です。
明日、入試なので原因は終わってから。今日は説明文をもう一度、一緒にしてみます。

古賀　「では、試験開始！」
佑也君「うん！」

４５分のテストを３０分で解けるところのみ解いてもらいます。
今日勉強する公民のポイントに印を付けながら、そっと解いている様子を見守っていました。

原因は１分で分かりました^^;

古賀　「その解き方、誰に教わったと？」
佑也君「えっー・・・（間が長かったので中略）・・・自分・・・」

古賀　「冬休み、どんな風にしたか覚えてる？」
佑也君「覚えてます・・・」
（↑何故か最近、不利な状況になると敬語を使ってくれます。どこで覚えたんでしょうか。）

古賀　「どんな風に解いたっけ？」
佑也君「名前書いて、漢字解いて、読むモードの前に・・・（中略）」
古賀　「そうだったね、もう一度やってみよ！」

今度は、教えたように解いてくれました。
まとめる問題は公立まで一旦置いておき、選択や書き抜きは９割近くまで出来ていました。
間に合って良かったです！

佑也くんへ

受験前は、あれもこれもしないといけないので、大変だと思います。

今日、佑也くんが初めに解いた解き方は、国語の得意な人がする方法です。
「早く解こう解こう」と思ってしまうのは仕方ないけど、焦って基本を飛ばしてはいけません！
教務の方と相談して、一番合う方法を見つけたんだから、今のところ、これ以上佑也くんが楽になる読解の方法はないはずです。

明日の１時間目は国語からです。
初めての受験は緊張もあるし、落ち着くまで本文が頭に入ってこないこともあると思います。でも同じことは絶対しないでね。

受験生のみなさんも急がば回れです！
国語は、どんな文章がきても基本は同じです。
基本に則って漢字を解いてから、一つ一つ丁寧に解いていきましょう。
みなさんがんばってください！！