何もしないこと。|家庭教師日記
高校受験対策
中学3年生女子
自主学習
実来ちゃんの家庭教師に行ってきました。
夏に遊んでばかりいたので、今現在成績が落ち込んで困り果てています。
でも、それは成績が落ち込んでいるのではなくて、周りが上がっているだけのことだと気が付いていないだけです。
点数は今までとそんなに変わらないのですが、偏差値や順位ががっくり落ちてしまっているのです。
やらなくてはいけないことは沢山あるのに、何をしていいか分からず、毎日何もしない。
そんな日々が続いているようです。
「矢田が来ない日は何の勉強してるの?宿題以外になんだけど。」と、試しに聞いてみました。
すると、
「何をしていいかわからないから、机にはつくものの何もしないでぼ~っとして終わります。」と、返事が返ってきました。
もちろんご両親は、そんなことを知りません。
毎日実来ちゃんのためにがんばって働いてくれています。
でも、こんなことでは第一志望の高校に合格することなんて出来るはずもありません。
何もしないということが一番悪いのです。
要領が悪くても、少しずつしか進めなくても、前に進むことが大切なのです。
それなのに宿題以外何も自分からしないというのは、絶対にいけません。
「何をしたらいいのかわからない。」という気持ちはわかります。
矢田もそんな時期がありました。
でもこれは自分以外の誰も乗り越えてはくれませんし、本人以外の誰も解決してはくれません。
何をしたらいいのか、何を優先すべきなのか、それは自分が勉強をつづけて、こうでもない、ああでもないと試行錯誤しながら、「これだ!」という方法を見つけなくてはいけません。
これが出来た人は、やはり第一志望の学校に合格しています。
ですから人に頼ってばかり、自分からは何もしないというのは目標達成への努力をしていないのとおなじことなのです。
そうなのだから、周りが上がってきて自分の成績が落ち込んでいるように見えるのも仕方ありません。
実来ちゃんが、もう少し自分の第一志望に対する思いに強い意志を持ってくれたらなと思いながら、矢田は今日も自転車で帰りました。
今日は実来ちゃんの過去の成績を見直すのため、徹夜覚悟ですね・・・。実来ちゃんのためにがんばるぞ!!