小中高大の入試結果です。|家庭教師日記
飯塚先生の家庭教師日記

小中高大の入試結果です。|家庭教師日記

教務室から

受験を終えた皆様

入試結果のご報告

家庭教師の飯塚先生のサムネイル画像。

教務の飯塚と申します。
福岡は例年より早い開花宣言が出されました。今日は小中学校の終業式、皆さんの成績表はいかがだったでしょうか?
成績の上がった生徒さんも、そうでなかった生徒さんも新学年に向けて、この春休みにしっかり準備しましょう!
今年度の入試結果は、中学受験で第一志望校に1名不合格になりました。そのほかの小学受験・中学受験・高校受験・大学受験をされた生徒の皆さんは、すべて第一志望校に合格です。

「小学受験」

第一志望校に2名合格です!
今年度は同じ塾に通っている2名の生徒さんのみ、受験勉強のフォローをさせていただきました。
早良区のS君の家庭教師を始めた4月。集中力がなくお勉強も嫌いなっていましたので、指導にも大きな工夫が必要でした。塾の授業内容や宿題を少しでも楽しく学べるようにしたり、暗記を好きな歌にのせて覚えてもらったり、少しずつ時間を長くしながら集中力を養い、9月から専門のプロ教師が面接や行動の練習も併行して指導させていただきました。適性検査対策と並行しながら、住所をマンション名まで覚えてもらったり、お着替えなど普段からお行儀の悪いところを直していました。キョロキョロしてしまう対策は武道指導者の意見も参考にして、受験直前は1時間同じ姿勢でじっとしてられるようになりました。最初の頃から比べると、とてもお行儀良く受け答えしていたので感心していました。
S君、これからも西南学院小で大好きなアンパンマンと一緒にお勉強頑張りましょうね!

「中学受験」

今年度は1名、第一志望校に不合格でした。7年連続、第一志望合格100%を目指していたので、この結果を真摯に受け止め、来年度は100%を目指して指導にあたるつもりです。
そのほかの生徒さんは、第一志望の宗像中・附属小倉中・久留米附設中・福大大濠中・西南学院中・筑紫女学園中・上智中・福岡雙葉中・照曜館中・自彊館中・早稲田佐賀中・弘学館中・東明館中などにそれぞれ合格しました。

不合格になってしまった福岡市のAさんは、西南学院中のみ受験したいと夏休みから家庭教師を始めました。小学校で習う内容と違い、初めて見る難しい問題が多かったので大変だったと思います。願書を提出する直前、ご家族とAさんが話し合い、地元の中学へ進学することが決まりました。但し、一度自分から言ったことを途中で辞めてしまう癖がつかないように、お母様とAさん、責任者がお話しをして最後まで勉強して受験することになりました。
算数は方程式の解き方、漢字は受験当日までに1006個覚えるなど、本当に最後まで頑張っていました!中学校でも受験で勉強した内容を活かしてほしいと思っています(^-^)

北九州のAさん(前出のAさんとイニシャルの頭文字が同じです)、合格おめでとうございます!
さあ、残り2ヶ月で難しい問題や暗記のラストスパートという11月に勉強のペースが落ちたので、とても心配していました。
後からお母様に聞くと、中学校の体験授業で「君は大丈夫」と言われて安心してしまったみたいです。
最後の方は教務責任者から喝をもらってしまったみたいですね。
これからはまた一つの解き方だけではなく、夏休みの頃みたいに色々な解き方を試してみる楽しい勉強ができます。九大目指して頑張りましょうね!

「高校受験」

今年度は第一志望校に対して合格率100%でした。
私立高校の専願入試を希望した生徒さんは今年度いませんでした。一般入試は全員合格です。
昨年度1名不合格だった公立高校の推薦入試は、博多青松高校の前期1期を含め全員合格です。
公立高校の一般入試は、昨年度に続き各地区のトップ校や久留米高専などを含め全員合格です!
昨年11月にスタートした短期の直前入試対策講座の生徒さんも第一志望校に全員合格しました。(短期指導の生徒さんは上記の合格率に含めていません。)

特に心配だったのは、短期入試対策でお申込みいただいた生徒さんのうち、福岡市のA君と田川市のMさんです。
家庭教師を始める直前まで個別指導塾に通っていたA君は、お母様が思っていたより志望校とA君の学力に差がありました。
塾や中学校の二者面談で、公立は福岡工業・私立は東福岡高校というお話になっていたようです。実際に体験授業をしてみると、数学は中3の計算が殆ど分からない状態・英語は中1後半から・国語は小学校の漢字からという状況だったので、期末テスト終了後すぐに志望校の見直しが必要でした。
中学校の三者面談前日までにA君やご父兄様と話し合い、近くの私立高校専願に決定しました。理由は今の学力からあと2ヶ月で頑張れば受かる学校、入学後の評判の良さ、付属大学に医療系もありA君とご父兄様の希望に叶うからです。三者面談のあった夜、お電話で内容をお聞きしてビックリしました。A君が私立を専願ではなく一般で受けたいと突然言い出したそうです。
その後、本気になったと思って報告を楽しみにしていると、行動は以前と同じでした。宿題をさぼってしまう悪い癖が出ています。お正月明けも連絡が取れず、年明けに指導再開したのは冬休み一番最後の日でした。
その後3学期初日から受験当日まで、A君は人が変わったように頑張っていました。学力も数学は計算以外にも文章題や関数は応用まで解けるようになり、入試前日は深夜2時まで家庭教師と一緒に面接の練習をしていました。
しかし、合格ラインぎりぎりだったので発表があるまで、とても心配でした。
A君、お母様に取り上げられたスマホ、返ってきましたか?高校に入学してからもゲームと勉強、しっかり両立して内部推薦を目指してくださいね!

マイペースなMさんも心配した一人でした。
通知表4の英語もフクトでは60点満点中10点前後、国語の20点台後半以外はすべて10点前後、D判定からのスタートでした。併願の私立高校は、出題傾向が分かっていたので学費減額で特進科に合格、ここで少し安心してしまったみたいです。その後マイペースに戻ってしまいました。
英単語の暗記などをしてもらうと、時間をかけて丁寧に書いてくれます。でも小テストをすると半分以上間違ってしまいます。
自分のやり方が身についてしまっているので、一時的にせよ、やり方を変えるのに担当の家庭教師が苦労していました。公立高校の倍率発表があったとき、志望校が地区トップになっていたのでMさんに再度確認すると、変えたくないという答えが返ってきました。
それから入試2日前まで苦手な数学・理科、作文・英作文などを中心に指導をさせていただきました。今年から問題が難しくなるので、国語は作文を含んで30~40点、数学は大問4の(1)(2)を除いて25点前後、英語は20点前後しか期待できません。理科と社会で40点ずつを目標に家庭教師は記述を含み理科、社会はツリー式と問題演習を本人にしてもらい家庭教師は確認のみするようにしました。
合格ライン40%にぎりぎりだったので、心配でした。
入試翌日、教務担当からお母様に連絡し、理科は殆ど教えたところが出ましたとお伝えしても「覚悟は出来ています」という返事があり、心から心配されているのが分かりました。
合格の連絡を聞いたとき、「やったー」と大人げなく喜んでしまいました。
お母様は奇跡とおっしゃっていしたが、地区2番手の高校は平常点だけでは合格できません。Mさんは得点すべきところできちんと得点したから合格したと思います。
最後の方は家庭教師も厳しく指導していたので、とても辛い日が続いたと思います。ここまで本気で勉強して合格できなかったら、自信を失ってしまうと思っていましたので、本当によかったです!
Mさん、第一志望校合格、おめでとうございます。卒業式後は得点の低かった英語を復習しているとお母様に聞きました。今回の合格を通して勉強に自信を持ってほしいと思います。高校ではテスト前の勉強と普段の勉強、使い分けられるようになってくれたら、とても嬉しいです。これから憧れの制服着れますね!

「大学受験」

第一志望校に全員合格し、合格率100%です。
今年度はAO入試を受験した生徒さんはいません。推薦入試は全員合格です。
私大一般入試は挑戦校を除き、本命校は全員合格です。
国公立大の一般入試前期も九大・九工大・北九大を含め、無事全員合格しました。

大学受験生の中で一番心配だったのは、昨年度1名不合格のY君です。昨年度1校合格しましたが、希望の学科ではなかったので浪人した生徒さんです。
浪人決定後、すぐ予備校に通った方が良いと進言して、お母様から本人に伝えても右から左に受け流してしまいます。卒業式間際、一旦モチベーションが上がりかけて、また元通りに戻ってしまいました。年度が改まっても友だちと毎日のように遊んでばかりで勉強を再開する気配がありませんでした。自発的に勉強したい、予備校に通いたいというのを最長で夏まで待つことにしましたが、お母様と相談して、Y君と仲の良い教務担当者がゲーム中であろう?ご自宅へ訪問し、予備校の体験に行ってみようというのが6月。翌月からやっと自宅を出て通ってもらえるようになりました。予備校に慣れてきた9月、そろそろ志望校のことも話す時期です。
突然、日大に行きたいと聞いた10月。その想いは日に日に強くなっているようです。自分のお小遣いで赤本まで買っていました。その気持ちを叶えたくても英語は高1前半レベルなので今からしても間に合いません。
Y君が英語で悪い点数でも数学物理だけで受かりそうな学校と学部を密かに選定し、お母様の承諾を得て、家庭教師も11月から再開することになりました。
担当は昨年と同じ九工大のN先生、M君のやる気の無さ・頭の良さをよく理解している先生です。M君も年齢の近いN先生だと大学のことなど色々聞けるようなのでやる気も回復したようです。受験した感想を1校1校聞きながら、直前対策を行い、結果的にお母様と教務担当が考えていたより上の学校に受かることができました。昨年度は受検票を忘れてお母様に博多駅まで届けさせたこともありましたが、今年はそういうこともありませんでした(^-^)
今日、教務担当がお母様にお電話でその後の様子を聞くと、引っ越しの準備もせず、毎日どこかへ出かけているようです。大学に行かなくてもいいという感じだった昨年の今頃に比べると、今は大学のホームページを見たり、弟にゲームの注意をしたり、リーダーシップのある以前のY君が戻ってきたようです!
本当に良かったですね!高校3年生の時、理転してから思い通りに行かないことも多く、楽しくない日々が長く続いたと思います。これからは思い描いていた大きなキャンパスのある総合大学の学生です。自分の本当にしたい分野を見つけたり、何でも話せる友だちが沢山できるといいですね!福岡に帰省する時は臨時の家庭教師をしてください!と教務担当者が言っていました。勉強したくない子の気持ちは誰よりも分かるはずだからと言ってます。私たちも楽しみにしています!

受験生だった皆様ならびにご父兄の皆様、本当にご苦労様でした。
ご父兄様には、指導する環境を整えていただいたこと、心よりお礼申し上げます。合格の発表があるまでは、心が落ち着かない日々が続き、ご心労も絶えなかったと思います。お子様の充実した学生生活とご家族の幸福を心よりお祈り申し上げます。

さあ、小学5年生、中学2年生、高校2年生の皆さん、今度は皆さんが受験生です!
既に家庭教師をしている生徒さんは、3月から今まで教えていなかった教科や苦手教科の総復習に入っていると思います。
行きたい学校に行けるように、1年間しっかり準備しましょう!