あんたが来ても|家庭教師日記
教務室から
生徒のお話
高校入試直前のお話
今日は真央ちゃんのお姉ちゃんのゆうこちゃん。
ゆうこちゃんは一昨年からのお付き合いです。
今ゆうこちゃんはにこにこしていますが、高校受験のとき、泣きに泣いて大変でした。
今日たまたま休憩時間にその話をしたのですが、受験の1ヶ月前の業者テスト・・・
合格率30%以下!!
2年前・・・
笑顔の素敵な社員さん(以下「社」)
「矢田先生、今度の生徒さんなんですけど、ものすごく熱心な生徒で、中学校1年生のときから行きたい高校があるんだ。ぜひ叶えるお手伝いをしてほしいんだ。」
矢田「私でよければ、やらせ下さい。」
社 「そっか。それは嬉しいな。でも、合格するにはあと20偏差値上げてほしいのね。できるかな?」
矢田「!!!・・・・・2の間違いですか(・ω・)b」
社 「いや、20だよ。」
矢田((=。=)こ、こまった。)
社 「無理そうなら無理強いはしなくていいよ。」
矢田「やります。全力でバックアップします!!」
そしてそれからと言うもの、大変でした。
ケアレスミスで数学で12点落とすは、記号で答える問題を言葉で書いて30点落とすは・・・。
ゆうこ「先生、豊臣秀吉って、目安箱設置したんだよね??」
矢田「!!!」
焦りました。
そして推薦入試の不合格。
ゆうこ「私なんか。もうだめだもん。」
矢田はこの言葉が嫌いです。
「わたしなんか」
「なんか」って言葉を自分に使うのは良くないと思います。
勉強だけではなく実生活でも、自分でもうこれ以上できないと思うくらい努力したことの結果が出なくても、
なんか」は使わなくていいんです。
「私は頑張った」
それで十分。
ゆうこちゃんは今県内でもトップクラスの高校に通っています。
もちろん第一希望のですよ☆
そう。偏差値20の壁をクリアしたんです。
すごい忍耐力です。
あっ。でも私がほぼ毎日授業に行ったとき、部屋に入れてくれないときがあったような。。。
ゆうこ「もう先生きらいだから来ないで。あんたがきても成績上がらないじゃない!!」
この一言は、矢田もグッと来ました。
でもその言葉をいまだに心に残しています。
矢田が大将面しないのもゆうこちゃんのおかげなのかもしれません。
教師は決して生徒の上ではないのです。