中学3年生のキリトくん、第一志望校合格おめでとうございます!|家庭教師日記
教務室から
高校受験
不登校生の話
こんにちは、教務の名橋です。
大学受験では、国公立の前期入試が始まりました。
大学受験生のみなさんは、後期試験があるから・・・と思わずに、受かりやすい前期入試で力を出し切れるようにがんばりましょう!
高校受験では、公立高校の願書締め切りは今日までです。
みなさんは、自分なりに丁寧に願書を書けましたか?
中には、面接や作文・実技試験のある学校を受ける生徒もいます。
私も現在、各家庭を面接対策でお伺いしています。
「こんなこと、言うと!?」と、ビックリする子もいますが、一つだけアドバイスがあります。
「えっー」と思う受け答えを教えた生徒さんは、言わないと受かる可能性は50%以下です。
でも言えたらとても合格の可能性はとても高まります。
勉強の合間で練習してください!
(言えた子はみんな合格していますよ。)
今日は、中学3年生キリトくんのお話をしたいと思います。(仮名です。本人の好きなキャラクターの名前です。)
昨年の10月から家庭教師を始めて、数学は分数小数・方程式から、英語はbe動詞と単語からという授業内容でした。
中学1年生の途中まで学校に行っていたのですが、先生が原因で学校に行けなくなってしまいました。
最初のころは、高卒認定試験を受けるための学校を希望していました。
理由は、将来アニメの声優になりたいからです。
全日制は即座に全否定です・・・。
指導の合間に、将来の夢や進路など相談にのったり、話したりしながら、お母様の希望する進路へ変更を試みて、同時に基礎学力をつけていくことを心がけました。
少しずつキリトくんも心を開いてくれて、第一高校は本人の希望で受験せず、私立高校前期試験と県立は博多青松高校を受験することで決定です。
特に私立高校前期の1週間前は、本人にたくさんのことを同時に勉強したので、とても大変だったと思います。
時間の都合で、中3の英語を1回の指導で終わらせてしまったり、関数や電気・古文などは理屈を抜きに黄金パターンを先に覚えてから問題を解いたので、何をしているのだろう?と思ったことでしょう。
本音は、もっと自分のペースでゆっくり勉強してもらいたい。と思いながらも、入試ポイントはしっかり理解してもらいたかったので、家庭教師の先生にも手を抜かず予定通り授業を進めてもらいました。
合言葉は自分のなりたいものになる!
まず私立高校前期試験。
学校の定期テストをまったく受けていないので、極度に緊張してしまったり、面接で止まってしまったらなど、最悪の状況も考えられます。
無事合格でした。
受験の直後に電話で話してみると、とても声が元気でした。
お母様と私の取り越し苦労だったみたいです!
今度は県立博多青松高校のⅠ期入試。
たぶん内申点はオール1なので、もちろんダメ元です。
Ⅱ期入試に備えて
作文と面接の練習程度に考えていました。
入試の内容についても
キリトくんから2つ目の「作文」で失敗したかもしれない。
と聞いたので、結果はお母様と予想して、落ち込まないように次の対処を考えていました。
でも結果は、見事合格です。ビックリしました!
本当は合格した私立高校の方が学力的な面やカリキュラムも合っていて大学進学に強く、お母様ともお申し込みの時から、そちらへ進学することでほぼ決めていました。
でもⅠ期合格なので辞退はできません。
うれしい悩みです。
本当によくがんばりました!
キリトくんは、いつか支えてくれたご家族に感謝する日が来ると思います。
(今は、「スマホ買って買って」の攻撃が毎日続き、お母様は今度そちらで困っているようです・・)
またこの受験をきっかけに何事にもがんばれる子になってください。
やはり子どもの可能性は、計り知れないと改めて思いました。
受験生のみなさんやこれから受験生になる生徒さんも、目標に向かって、今できることをあせらず、毎日コツコツとしていきましょう。