筑豊地区で個性重視の特別試験や調査書・学力検査の加重配点を行う高校
筑豊地区の一部県立高校では、一般入試の学力検査終了直後または翌日に「面接・作文・実技」などの「個性重視の特別試験」を行います。平成31年度の入試では、嘉穂東高校英語科を始めとする全日制7校12学科(うち3コース含む)、定時制1校1学科で特別試験を実施しました。特別試験の内容は、全日制では直方高校の普通科スポーツ科学コースで面接と実技、それ以外の高校はすべて面接でした。この個性重視の特別試験は、生徒さんの個性を選抜に生かそうとするもので、試験の内容は、学校や学科・コースなどにより異なります。
地区内の一部県立高校では、「調査書」または「学力検査」について「特定教科の加重配点」を行っています。その学校や学科・コースなどの特長に合わせて、重視する教科の点数を通常より1.5倍して選抜に活用しています。
平成31年度入試の県立高校一般入試から筑豊高校の全学科は個性重視の特別試験を廃止しました。
平成30年度入試から嘉穂高校理数科は「学力検査の加重配点」を「理科」から「数学・理科」、嘉穂総合高校工業科は「調査書の加重配点」を「技術家庭」から「数学」に変更ています。
また下記の1つ目の表は、平成31年度に「個性重視の特別試験」を行った高校、2つ目の表は平成31年度に「調査書・学力検査の加重配点」を行った高校を掲載しています。
筑豊地区で個性重視の特別試験を行う高校
平成31年度の筑豊地区県立高校は、普通科1校・普通科特色のあるコース3校(3コース)・英語科1校・総合学科1校・工業系2校(2学科)・商業系1校(1学科)・農業系2校(2学科)・情報系1校(1学科)・定時制普通科1校で「個性重視の特別試験」を行いました。
「個性重視の特別試験」は、「公立高校一般入試」の「調査書」と「学力検査(5教科)」の結果と合わせて合格・不合格を決める選抜資料になります。
高校や学科・コースの特性(適性、興味関心、目的意識・学習意欲など)にふさわしいかどうか?受検生を判断するために行われます。学力以外でも、みなさんの良い面をアピールできる絶好の機会になります。受検する高校や学科・コースによって「試験内容」と「試験日」が異なります。学力検査終了後または翌日の午前から行なわれました。
受検校・学科・コースの特性によって、選抜に影響する度合いが違います。学力検査で思うように点数が取れなかった受検生の方は、この特別試験で挽回することも可能です。あらかじめ対策しておきましょう。
筑豊地区で調査書・学力検査の加重配点を行う高校
平成31年度の県立高校一般入試で「加重配点」を行う筑豊地区の7校の内訳は、理数科2校・英語科1校・普通科特色あるコース2校・工業系2校(2学科)・商業系1校(1学科)・農業系2校(2学科)・情報系1校(1学科)・家政系1校(1学科)です。
平成30年度の一般入試から数学の追加問題を廃止した嘉穂高校の理数科は、学力検査の加重配点を「理科」から「数学・理科」、嘉穂総合高校の工業科(現ロボットシステム科)は、調査書の加重配点を「技術家庭」から「数学」に変更しました。
「加重配点とは、指定する教科の「調査書」または「学力検査」の点数を1.5倍して、選抜に反映させる方法です。理数系や工業系ならば数学や理科、外国語系ならば英語、体育系では保健体育、というように受検する高校や学科・コースの特性により、加重配点する教科が異なります。
「調査書の特定教科の加重配点」
一部の高校・学科・コース・系統では、その特色に合わせて「調査書(各教科の学習記録)の中学3年生の評定」の指定する教科を1.5倍にして計算します。(調査書評定1教科5点満点→特定教科は1教科につき7.5点満点になります。)
「学力検査の特定教科の加重配点」
一部の高校・学科・コース・系統では、その特色に応じて、指定する教科の「学力検査の得点」を1.5倍にして計算します。(学力検査1教科60満点→特定教科は1教科につき90点満点になります。)
平成30年度入試から数学の追加問題を廃止する嘉穂高校理数科は、学力検査の加重配点を理科1教科のみから数学・理科2教科に変更しました。また平成30年4月から学科コース名の改称を行った嘉穂総合高校では、工業科(現ロボットシステム科)で調査書の加重配点を今までの技術家庭から数学に変更しました。
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