分からないところが聞けない。
学校の授業対策
中学2年生男子
学校の復習[数学]
午前中から中学2年生・一憲君の家庭教師です。
サッカー部の練習が毎日あり、
勉強は二の次になっているので家庭教師を始めることになりました。
数学の点数は辛うじて2ケタ。
学校の先生の言っていることの意味が分からないと言っています。
先週の授業から今日で1週間。
柏原 「日本代表、勝ったね。」
一憲君「うん。」
柏原 「あのフリーキックすごかったね!」
一憲君「うん、でももっと点 入れられた。」
「内田が決めんと。」br>と、サッカーは、とてもシビアです・・・。
和んできたので、勉強開始です。
まずは先週出した宿題のチェックから。
初回だったので、小学校の計算の確認から出しています。
こちらは一通りしてくれています。
でも分数の「1/6+3/4=4/10」→「約分して2/5」になっています。
柏原 「一憲君、1/6+3/4って、こうやったっけ?」
一憲君「・・・」
柏原 「分数の掛け算は出来ているよ!でも足し算って、こう?」
一憲君「・・・」
柏原 「学校や塾の先生は教えてくれなかった?」
一憲君「・・・」
急に大人しくなってしまいました。
少しチェックを止めて、以前通っていた塾や学校の授業の話を聞いてみました。
すると「分からないところを聞けない」「分からないところは避ける」ということが分かってきました。
多分、今まで学校や塾で分からないところがあっても聞けずにいたんだと思います。
またその問題をとばしてきたので、分からないままになっているんだと思います。
なので早速、分数の特訓開始です。
始めはとても嫌がっていましたが、終わる頃にはコツを掴めたようです。
これから3年生になるにあたって、分数小数の計算は必須です。
テストでは、計算に時間をかけていられないのでスピードも必要です。
短期間で克服したいと思います!
他の科目の授業も終えて最後に宿題を作っていると、「明日は練習がきつい」や「今週は友達が来る」など横から訴えています。
柏原 「一憲君、必ずこれやってきてね!」
「やらなかったら、教務の○○先生に言いつけるからね。」
「分かりましたか?」
一憲君「・・・」
柏原 「返事は!」
一憲君「はい・・・」
少し心を鬼にして英数国の宿題を多めに出しました。
可哀想ですが、これも一憲君のためです!
一憲君へ
これから約1年間、入試本番までよろしくお願いします。
今まで勉強を殆どしていなかったので、今日はビックリしたと思います。
でもこの位の量には、すぐ慣れます。
一生懸命指導したいと思っていますので、最後までお互いがんばりましょう!!