入試過去問題|家庭教師日記
教務室から
受験生
受験対策のお話[入試過去問題の活用]
過去問題とはその名の通り、受験するときに受ける入試問題の過去に出題されたもののことです。
受験を控えている皆さんは「いつから過去問を解いたらいいのだろう・・・?」と、考えている人も多いのではないでしょうか。
ではここで考えるのは、「なぜ過去問を解くのか?」ということです。
だってみなさん、過去問は過去の問題なので、昨年と同じものはもう出ませんよ。
それなのにどうしてわざわざ解くのでしょうか。
それはその学校の出題傾向を知るためなんです。
例えば、私立小学・中学・高校がそうですけれど、学校によって問題って違うでしょ?
大学入試にいたっては大学によって、また大学内でも学部や学科によって出題傾向が違うんです。
だからA大学を受験する人がB大学の過去問を解いても、力にはなりますが、試験当日に「こんな問題が出るのか!!」なんて驚くことになってしまうことが多くなるのです。
また、前もってその学校特有の問題の出し方を研究していれば、これももしかしたら出るかもしれないなど勉強がしやすくなりますよね。
でも注意してください。
過去問は解けばいいというものでもないのですよ。家庭教師をしていると、真ん中から下位くらいの成績の生徒が過去問題集を解いていることがよくあります。過去問題を解いて結果が良くなかったからマンツーマンで指導するケースです。「過去問を解けるようになって合格したい。」という要望に応えるためには、類題の演習が必要です。
過去問の意義を正しく言うならば「出題傾向を知ること。」と「過去の問題をテスト本番のような気持ちで受ける。」ということなのです。
テスト本番のような気持ちとは??
それは、時間をきちんとはかり採点も行い、結果を受けとめると言うことです。
そして解くならいつでも構わないというわけでもありません。
できるだけ本番に近いほうがいいと思います。
なぜならあまりにも本番より前に解いてしまうと、「過去問の感覚」を忘れてしまうからです。
「私は2回解くからいい!!」と言う人は別ですが、そうもいかない人はテストの1ヶ月前から解いてはどうでしょう。
でもスタートが遅れすぎて過去問を全部解き終わらずに試験なんてことがないように注意してくださいね☆