数学嫌いだったY君。|フロンティア福岡の家庭教師日記
教務室から
定期テスト対策
中間テスト結果
公立中学校も、私立中学校も、中間テストまたは期末テストの結果がすべて返ってきました。皆様、結果はいかがだったでしょうか?
先日、生徒の結果確認をしていたところ、嬉しいことがありました。
Y君は、福岡市内の公立中学校に通う2年生、ゲームやマンガ、動画の大好きな生徒です。
2学期中間テストの数学は92点で、今までの最高点を更新しました!
私が驚いていると、答案の画像を送信してくれました。
お母様にも喜んでいただき、嬉しい限りです。
何故、ここまで驚いたかというと、Y君が家庭教師を始めた中学1年生の夏休みから12月末まで、私自身が指導にあたっていたからです。
指導開始当初のY君は、夏休みの宿題を失くす、学校の社会のノートに数学や国語も書いてある、ノートも頻繁になくなる、答えを丸写しする、有料ゲームを親に内緒でダウンロードするなど、小学生がそのまま制服を着た感じでした。
実際に指導を進めていくと、
小学生の小数や分数、最小公倍数、単位量など基本事項を忘れてしまっているのに、
中学の正の数負の数・文字式・方程式を解こうとするので、尚更、苦手を拡大させている状態でした。
多くの解決すべき課題がありましたが、1年生なので受験までの時間はたっぷり残っています。
今すぐある程度の結果を出していくのか、それとも時間をかけて根本的な問題を今のうちに解決していくのか、ご両親の意向を確認しました。
後者の時間をかけて、今のうちに問題を解決していく方針に決まり、結果の見えない期間も長かったので不安も多かったと思います。
中学1年生2学期の通知表です。数学は28点、今となっては懐かしい思い出です。
92点おめでとうございます!
数学は面白くなってきましたか?
Y君の良いところが、少しずつ顕れてきました。
しかし、これからが大切ですよ!
数学は証明問題、理科は電気、英語は不定詞と、1学期の様にはいかないと思います。ここで毎年、「している生徒」と「しない生徒」の差が、点数にはっきり顕れます。
周りの雰囲気に流されず、足元を見ながら、今すべきことを一つ一つ積み上げてください。
家庭教師のT先生は、実力・実績ともに十分な先生です。時には厳しく叱咤激励されることもあると思います。
Y君にとって迷惑な話だと思いますが、君をいつも心配しているお母様も、本当は優しいT先生も、T先生よりは優しいと思っている私も、いつも見守っていますよ!
来年の今頃は、受験生として、来週の学力テストとその数週後の期末テストで、内申書の大勢が決まる時期にいます。
ご両親や教務担当と志望校の最終選定に入っている時期です。
まず11月の期末テストで、まぐれではないということを周囲に証明してください!
証明できたら、それで終わりではありません。
次は英語でもっと証明してください。
卒業まで色々な課題がY君を待ち受けていると思いますが、T先生と一つ一つ乗り越えていきましょう!
「ほっといて。」という声が聞こえてきそうですが、私も陰ながら志望校に合格できるよう、色々アドバイスさせていただきます。
最後にお母様から画像の提供をいただきましたこと、心より感謝しています。
これからもY君が気を抜きすぎないよう、誠心誠意指導に取り組むつもりです。