福岡県立高校の一般入試学力検査の得点率平成28年度社会
学力検査の3時間目に行われた社会は、例年どおり大問6つで出題されています。大問1・2は「歴史」、大問3・4は「地理」、大問5・6は「公民・総合問題(時事)」で構成され、得点率は約51%です。歴史・地理・公民の各配点は20点ずつ均等になっていますので、比較的受験の対策はしやすいと思います。
各分野とも広い範囲から基本事項を問われるケースが多く、資料や表・地図・グラフなどを元に、適語補充や記述する問題が増えています。教育委員会の発表にもありますように、社会は、日頃から基本事項と一緒に、教科書や資料集・プリントなどの資料もおさえておきましょう。暗記と関連付けという基本的な勉強で、高得点を狙いやすい教科です。
社会の大問の得点率
「歴史」は、大問1(江戸時代まで)と大問2(明治時代以降)では、得点率に約20%という大きな開きがありますが、得点率の平均は約52%です。「地理」は、大問3(世界地理)と大問4(日本地理)で得点率平均は約52%です。大問5・6の「公民・総合問題」は、得点率約50%です。
各分野とも配点20点ずつ、得点率50%前後なので、広い範囲から基本的な事柄が、バランスよく出題されていることがわかります。また下記表の得点率は、すべて約●%で表しています。
社会得点率51%
大問
分野
配点
得点率
大問1
歴史(古代~近代)
12点
61%
大問2
歴史(近代~現代)
8点
42%
大問3
地理(世界地理)
10点
49%
大問4
地理(日本地理)
10点
56%
大問5
公民
14点
49%
大問6
総合(社会問題時事)
6点
49%
社会の小問の得点率
社会の小問は、大きく「選択する問題」「適語の補充または記述する問題」「記述式問題」の3つに分けて記載しています。社会の得点率約51%を下回る問題は、ただ用語やグラフを覚えるだけでなく、その内容も理解しておくことが大切です。物事と物事の関連性も一緒に勉強して、正解できるように対策しましょう。また正答率の低い大問ごとの最後の記述問題は、普段の学習状況がはっきり差として現れてしまいます。資料やグラフなどから、重要用語を使ってまとめる練習をしておきましょう。
社会大問1歴史(古代~近代)12点
小問
内容
配点
得点率
問1
選択その時代の人物
2点
76%
問2
選択時代の共通点
2点
61%
問3
選択奈良時代の文化
2点
79%
問4
適語戦国時代の政治
2点
55%
問5
選択中世の経済
2点
62%
問6
記述幕末の政治経済
2点
31%
社会大問2歴史(近代~現代)8点
小問
内容
配点
得点率
問1
適語明治時代政治
1点
70%
問2(1)
選択大正時代出来事の影響
2点
44%
問2(2)
適語大正時代出来事の理由
2点
40%
問3
選択昭和時代出来事の流れ
2点
33%
問4
選択現代国際関係
1点
31%
社会大問3地理(世界地理)10点
小問
内容
配点
得点率
問1
適語国の位置条件と地図
2点
59%
問2
選択国の位置雨温図と地図
1点
51%
問3
記述日本の対外貿易表
2点
65%
問4
記述日本の対外経済表
3点
51%
問5
記述EUの特色表
2点
19%
社会大問4地理(日本地理)10点
小問
内容
配点
得点率
問1
適語県の位置条件と地図
2点
62%
問2
選択県の農業グラフと地図
2点
60%
問3
記述地域間の流通グラフと表
2点
59%
問4(1)X
選択地域産業グラフ
1点
47%
問4(1)Y
選択地域産業表
1点
66%
問4(2)
記述地域産業の特色資料と雨温図
2点
41%
社会大問5公民14点
小問
内容
配点
得点率
問1
適語国際社会条件とグラフ
2点
72%
問2
選択国際経済資料
2点
42%
問3
選択日本の憲法資料
1点
41%
問4P
適語地方の政治表
2点
62%
問4Q
適語地方の政治表
2点
39%
問5
選択日本の政治資料
2点
59%
問6
記述企業の活動資料とグラフ
3点
33%
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