身の程を知る|家庭教師日記
矢田先生の家庭教師日記

身の程を知る|家庭教師日記

教務室から

先生のお話

先生の心構え

家庭教師の矢田先生のサムネイル画像。

お友だちのページを見ていて、はっとするものを見つけました。
教育者になる人は忘れてはいけないこと。
それは「身の程を知り、日々成長できるよう努力すること。」
もしこれを怠ってしまったら、教育者失格だと矢田は心に決めています。
被害をこうむるのは、自分の大切な生徒ですからね。

今日、真央ちゃんからこんなことを聞きました。

「今日、学校で国語の文法で、品詞分解を自分で勉強して先生に持っていったんよ。そしたら、先生がはぁってため息ついた気がしてね。でも私文法苦手だから、また昼休みに勉強して持っていったんよ。そーしたら先生に(はぁ?また持ってきたの?も~。)って嫌な顔されてね、ハンコだけくれたんよ。先生ぇ~、これ見てくれない?合ってるか間違ってるかわかんから。」

矢田は、怒りを通り越えて悲しくて、そして真央ちゃんがかわいそうで言葉を失いました。もちろん先生がとてもお忙しいのは知っています・・・。
勉強がわからなくて学校の先生に聞きに行くことは、普通のことじゃないですか。
どうしてそんな心無い対応をその先生がなさったのかはわかりません。

人には機嫌が悪いときもあるでしょうが、真央ちゃんは悪くないはずです。
何様のつもりかという声が聞こえても言い返しは出来ませんよね。

矢田は絶対にこんな風になってはいけないと思いました。

「頼ってもらえる間が華だよ。」

そういう言葉を知っています。
矢田はいつまでも生徒に頼ってもらえるような家庭教師になりたいと思っています。

それは生徒が私の元を卒業して行ってからも同じことです。
卒業した生徒が未だに「携帯のアドレス変えました。登録しといてくださいね!先生遊びに行きませんか?少しお話したいことがあります。」などのメールをくれます。

こんなメールをもらったら、大学を休んででも駆けたい気持ちになります。
実際に一緒に出かけたこともありますが、深刻に話をしてくるので何かと思えば恋愛だったり、進路だったり。
自分の知っている限りのことを話しながら、気持ちを聞いていますが役に立つことは言えていないような気がします。

それでも生徒は、
「今日はありがとうございました。話を聞いてもらって何かふっきれました。今度は先生の悩み事聞いてあげるから、いつでも呼んでください(笑)」
と、言ってくれます。

嬉しいとかそんな簡単な言葉以上のものを感じます。

矢田は教育現場では教師と生徒は、ある一定の壁が必要だと思います。
しかし、その前に1対1の人として関わっていくと、相手のためにもっと自分をよく知ることがとても必要だと思います。

身の程知らずは、自分だけでなく他人をも滅ぼします。

矢田は生徒の真正面から笑いかけてくれることが大好きです!
その笑顔を絶やさないためにも、矢田は日々勉強、日々努力するつもりです。

教育者の皆さんが少しでもこの気持ちにうなずいていただけると、とても嬉しいなと思います。