家庭教師体験記高校1年生男子

家庭教師体験記。高校1年生男子

赤点をクリアし、苦手の英数が得意に。

高校の勉強が難しすぎて、投げやりになっていました

指導期間3ヶ月学校の授業対策コース

高校入学後、部活と勉強の両立が難しく赤点。親とケンカして「もういいや」と思った事も。

僕は、推薦入試で高校に受かり、中学の時もそんなに勉強をしていませんでした。高校に入って1学期は良かったのですが、2学期の後半になってくると英語や数学が何をやっているのか分からなくなり、ついに赤点を取るようになりました。

担任の先生からも三者面談で「このままだと進級が難しい。追試がないので自動的に落第になる」と言われ、両親からもきつく怒られました。人の顔を見るたびに「やれ!やれ!」と言われると、かえってやる気がなくなってしまい「もうイイや!」と、投げ出してしまいました。それからしばらく家に帰ってきても親と口を聞かない日が続き、2学期の通知表も初めて数学が両方とも「1」でした。英語は「2」です。 部活の友達にはかっこ悪くてとても言えず「もう、どうにでもなれ!」と、遊んでばかりいました。お母さんに何か言われても無視していました。

そんなある日、家に帰るとスーツを着た人が玄関でお母さんと話していました。
「おっ勝クンか、こんばんは!そこ座わんなよ!」と突然いわれ、誰かも分からず座らせられました。どうやらお母さんの知り合いということは分かりました。「変な奴を呼んだな。後で覚えておけよ!」と思いながら、しかたなく話を聞きました。

「勝クン、変な質問してするけどいい?今回の数学悪かったんだって。何点だった?」と聞かれ、ムッとして下を向いていたら、母が「12点です。」と答えました。すると「2ケタも取っているんだ。がんばってるな。お兄さんは高1の1学期に、いきなり数学Ⅰで5点、英語で14点だったよ。」と笑いながら言われビックリしました。さらに「うちで見ている生徒は、初めは1ケタの子が多いんだよ。でもみんな赤点脱出しているよ。」と言われ、いろいろ話を聞いていると「そんなに難しくなさそうだな。」と思いました。

「お兄さんが先生を選んでるから、一度会ってみな。みんな気さくでいい人ばかりだよ。」と言われ、その夜お父さんとも話して先生に来てもらうことにしました。

大学生なので、頭が良く僕とは別の人種と思っていました。実際に会ってみると僕と同じバスケをしていて、面白いし、いい人でした。
まず初日は英語の授業から受けました。中学のところでも忘れていることがかなりありました。そこから総復習をし、忘れないために宿題で反復練習をしました。それと単語の覚え方のコツも教わり感心しました。今まで英語は何がなんだか分からなかったのに、この日の授業だけでもずいぶん上達した気がしました。
それと難関の数学はテストに出る部分を重点的に教わりました。鉛筆を2本使って角度を教えてくれたり、図に細かく何度も書いてくれるのでとても分かりやすかったです。数学って、こんなもんなんだと思いました。

ただ宿題をやらないと最初に来た教務担当の人が必ず電話をかけてきて、「ふーん、やらないんだ。今から朝まで勉強してもらおうかな。お兄さんも起きてるから。」と言われます。だから疲れていてもやるようにしました。

3学期の学年末テストも赤点をクリア出来ました。数学もだんだん解くのが面白くなってきたし、2年生からはなんとなく理系クラスに入りました。先生がついていてくれるおかげで理系クラスでもなんとかついていけています。もうすぐ3年生ですが、大学生は楽しそうだし、胸張っていえる大学に入れるようにこれからも部活と趣味と勉強をがんばりたいと思います。