平成29年度の福岡県公立高校入試の変更点を確認しましょう(福岡地区)

平成29年度の福岡県公立高校入試の変更点を確認しましょう(福岡地区)

平成29年度福岡県公立高校入試福岡地区のサムネイル

平成29年度の福岡県公立高校入試の主な変更点(福岡地区)

福岡地区は進学校普通科の入学定員が拡大し、昨年度に比べると該当校やその下の高校では、一般入試の合格最低ラインが下ると思われます。成績中位から上位の受験生にとって朗報になりました。

普通科の特色あるコースは、福岡地区から県内全域の高校を受検できるようになり、選択の幅が拡がります。その分、他の地区からも香住丘の数理コミュニケーションコース・城南高校の理数コース・柏陵高校の環境科学コースは受検できるので、同コースを目指している受験生は、合格ラインが上がる可能性もありますので、気を抜かないようにしましょう。

工業系トップの福岡工業高校は、一般入試の調査書と学力検査における特定教科の加重配点を廃止しました。これにより一般入試では、理系科目が著しく得意というわけではない生徒さんも合格の可能性が高まると思われます。

なお、福岡県立高校の推薦入試は、2月1日(水)から願書の受付開始、入試日は2月8日(水)と9日(木)、合格内定の発表は2月14日(火)になります。一般入試は、2月14日(火)から願書の受付開始、志願先変更は2月22日(水)から27日(月)まで、入試日は3月8日(水)と学校や学科コースにより9日(木)、合格発表は3月15日(水)になります。

※下記表の「入学定員」の単位は(人)、「推薦定員」の単位は(人程度)です。
※「▲2」は、昨年度より定員が2名程度の増加・「▼2」は、昨年度より推薦定員が2名の減少を表します。
※実施する日程や開始時間の変更などある場合がございます。あらかじめ中学校の先生または各校ホームページ・入試担当窓口にて、ご確認ください。
※「福岡地区」は、宗像市・福津市・古賀市・福岡市・糸島市・糟屋郡(新宮町・志免町・粕屋町・久山町・篠栗町・須恵町・宇美町)・那珂川市・春日市・大野城市・太宰府市・筑紫野市の地域になります。

福岡地区の変更点(平成29年度)

公立の那珂川市立福岡女子商業高校が平成29年4月から私立高校へ変更になり、今回の入試から私立高校として募集を行います。この変更は、公立の商業系を目指す女子の受検生にとって大変難しい状況です。那珂川市から早良高校が受検可能になったことは好材料、春日と筑紫中央高校の定員増加は、合格ラインに差があるため、間接的な好材料といえます。反対に私立商業系を目指す女子の受験生は、選択肢が増え朗報になりました。

太宰府と早良高校は、今回の入試から学校長推薦に加え、新たに自己推薦を募集します。特に太宰府高校の芸術科など専門学科は、学校長推薦が貰えなくても受検する価値はあると思われます。以前、美術が大好きで内申点の低い受検生が同科を推薦合格し、その後作品が県の特選に選ばれたことがあります。本当に好きな分野であれば、受検する価値があり、高校側もそれを見抜いてくれると思います。

学校の区分変更

公立の福岡女子商業高校は私立高校へ変更

那珂川市の福岡女子商業高校は、平成29年4月から私立高校として専願入試100名(3教科/面接)・前期一般入試120名(5教科)・後期一般入試200(3教科/面接)の募集を行ないます。

変更前

変更後

那珂川市立福岡女子商業高校

学校法人八洲学園福岡女子商業高校として私立高校へ(入学定員240名)

学区の変更

普通科特色あるコース等は県内全域学区へ変更

県立高校の「普通科の特色あるコース」と普通科単位制・文理科の学区は、福岡県内全域になります。これにより福岡地区から北九州や筑後筑豊地区の高校を受検できるようになります。福岡地区から県内全域へ学区を拡大するのは3校3コースです。なお、筑紫丘高校と新宮高校の理数科および香住丘高校英語科の学区は、昨年度と同じ福岡地区のままです。

変更前

変更後

福岡学区香住丘高校普通科数理コミュニケーションコース城南高校普通科理数コース柏陵高校普通科環境科学コース

県内全域に変更

早良高校の学区拡大

県立の早良高校普通科は従来の第6学区に加え、第5学区内の那珂川市からも受検が可能になります。

変更前

変更後

第6学区早良高校普通科(入学定員240名)

第6学区と那珂川市に変更

補充募集時の学区拡大

昨年度まで補充募集に出願する際、学区の制限がありました。今年度の入試から補充募集に出願する際、学区の制限がなくなり県内全域の高校に出願できるようになります。但し、一般入試の学力検査の不合格者であることと同じ高校で同じ課程の同じ学科・系統・コースの再受検は、昨年度と同じく出来ません。

変更前

変更後

『補充募集』学区制限あり出願できる県立高校の補充募集は一般入試と同じ

『補充募集』県内全域の補充募集校に出願できる

学科名の変更

香椎高校のファッションデザイン科に変更

スーパープロフェッショナルスクール(SPH)の指定を受け、さらに活発な活動を行っている香椎高校服飾デザイン科は、平成29年4月からファッションデザイン科に科名変更します。

変更前

変更後

香椎高校服飾デザイン科(入学定員40名)

ファッションデザイン科に変更

自己推薦入試の開始

太宰府高校と早良高校は自己推薦入試を実施

今年度の県立高校推薦入試から従来の学校長推薦に加え、新たに自己推薦入試がスタートします。学校長の推薦書を必要としない自己推薦入試を、福岡地区では太宰府高校と早良高校の全学科コースで行ないます。両校の入学定員に変更はありませんが、推薦の募集人数を増やします。

高校名学科コース入試内容入学定員増減推薦定員増減
太宰府高校第5学区 普通科(学校長推薦) 作文面接 3200320
普通科(自己推薦) 作文面接 1010
太宰府高校県内全域 芸術科(学校長推薦) 実技面接 40 0 25 0
芸術科(自己推薦) 実技面接 2 2
早良高校第6学区 普通科(学校長推薦) 作文面接 3200320
普通科(自己推薦) 作文面接 1010
早良高校県内全域 普通科スポーツコミュニケーションコース(学校長推薦) 実技面接 40 0 25 0
普通科スポーツコミュニケーションコース(自己推薦) 作文実技面接 2 2

特定教科の加重配点の変更

福岡工業高校は加重配点を廃止

特定教科の加重配点とは、一般入試の際、県立高校の学科やコースの特色に合わせて「調査書」や「学力検査」の特定教科を1.5倍にするしくみです。福岡工業高校は、今年度の一般入試から調査書と学力検査および面接(染織デザイン科は実技も有り)の結果を元に合否を判定し、調査書と学力検査の加重配点は行ないません。

変更前

変更後

福岡工業高校機械工学科機械工学科(工業進学コース)情報工学科情報工学科電子工学科環境化学科都市工学科建築科『調査書の加重配点』技術/家庭『学力検査の加重配点』数学/理科染織デザイン科『調査書の加重配点』美術『学力検査の加重配点』数学/理科

調査書・学力検査の特定教科の加重配点を廃止

募集人数の変更

福岡地区の公立高校で入学定員の変更や推薦入試の募集人数の変更がある高校は下記のとおりになります。但し、推薦入試は募集人数が10人程度という場合でも、それ以上の人数が合格内定しているケースが多数あります。また福岡県公立高校の推薦/一般入試は、定員割れで募集人数に達していなくても、その高校や学科コースの合格基準を満たしていない生徒は、不合格になることがあります。

福岡地区の普通科で入学定員や推薦募集人数の変更がある高校

福岡地区の普通科では、第4学区で福岡・香住丘・宗像高校に次ぐ、進学校の新宮高校・香椎高校・光陵高校で入学定員を40名ずつ増やし、計120名増になります。
第5学区の普通科は計40名増になります。進学校の春日高校と筑紫中央高校は40名ずつ入学定員を増加、福岡中央高校は40名減少します。
第6学区は修猷館・城南に次ぐ、筑前高校が40名増加します。
公立高校と併願できる組合立の古賀竟成館高校は、特進コースの入学定員を拡大し、進学コースの定員を削減します。
定時制課程単位制の博多青松高校は、普通科2部の前期1期と2期入試で募集枠を拡大し、入学定員を計40名増やします。

普通科の募集人数の変更
高校名学科コース学区入学定員増減推薦定員増減
新宮高校普通科第4学区 36040586
香椎高校普通科第4学区 360407217
光陵高校普通科第4学区 360405014
須恵高校普通科第4学区 2800584
春日高校普通科第5学区 44040444
福岡中央高校普通科第5学区 36040364
筑紫中央高校普通科第5学区 44040450
柏陵高校普通科第5学区 3200402
太宰府高校普通科(学校長推薦)第5学区 3200320
普通科(自己推薦)第5学区 1010
筑前高校普通科第6学区 44040505
玄洋高校普通科第6学区 32003612
早良高校普通科(学校長推薦)第6学区 1600130
普通科(自己推薦)第6学区 1010
早良高校普通科スポーツコミュニケーションコース(学校長推薦)第6学区 4001410
普通科スポーツコミュニケーションコース(自己推薦)第6学区 1010
総合学科の募集人数の変更

福岡地区内に2校ある総合学科のうち、福岡魁誠高校(粕屋町)は推薦入試の募集人数を4名増やし、60名程度募集します。

総合学科の募集人数等の変更
高校名学科コース学区入学定員増減推薦定員増減
福岡魁誠高校総合学科県内全域 2800604
専門学科の募集人数の変更

今年度の入試から自己推薦入試を始める太宰府高校芸術科は、2名程度の自己推薦入試の募集を行ないます。また平成28年度からスーパープロフェッショナルハイスクールの指定を受けた香椎高校のファッションデザイン科は、推薦入試の募集人数を1名程度増やします。両校ともに入学定員の変更はありません。また市立の博多工業高校は各科の推薦募集人数を3割程度に増やします。

専門学科の募集人数等の変更
高校名学科コース学区入学定員増減推薦定員増減
香椎高校ファッションデザイン科県内全域 400161
太宰府高校芸術科(学校長推薦)県内全域 400250
芸術科(自己推薦)県内全域 22
[市立]博多工業高校機械科県内全域 800244
自動車工学科県内全域 400122
インテリア科県内全域 400122
建築科県内全域 400122
画像工学科県内全域 400122
電子情報科県内全域 400122
組合立高校で変更のある学科コース

福岡地区の組合立古賀竟成館高校(古賀市)は、毎年非常に高い競争率になる普通科特進コースの入学定員を15名増やします。普通科自体の入学定員は変わらず、進学コースの定員を15名減らし80名の募集を行ないます。一般入試が別日程の古賀竟成館高校は、公立高校と併願することが可能です。

組合立高校の募集人数等の変更
高校名学科コース学区入学定員増減推薦定員増減
古賀竟成館高校普通科(特進コース)県内全域 4015
普通科(進学コース)県内全域 6515
定時制単位制の募集人数の変更

県立の定時制課程単位制の博多青松高校は、普通科2部(午後)の入学定員を増やします。県立高校の推薦入試に相当する前期1期入試は、昨年度の27名から21名増えて入学定員48名に、一般入試に相当する前期2期入試は、19名増加し49名になります。自分で授業カリキュラムを作成できる博多青松高校の入学定員増加は、進路に迷っている不登校の生徒や高校を中退した生徒にとって、良い知らせになりました。

定時制単位制の募集人数等の変更
高校名学科コース学区入学定員増減各期定員増減
博多青松高校普通科(2部前期1期)県内全域 120404821
普通科(2部前期2期)県内全域 4919