定期テスト勉強の「計画表」をつくる家庭教師のフロンティア福岡
定期テストの対策

定期テスト勉強の「計画表」をつくる

定期テストの勉強方法15のサムネイル画像。

テスト勉強「計画表」のポイント

  • 自分にできる1日の勉強量を調整することから
  • 苦手科目の勉強時間は多くて困ることはありません
  • 計画通りに進まないことも計画表に入れてみよう
  • 計画表を作って、実際に勉強してみることが大事

テスト勉強の「計画表」をつくってみよう。

定期テストの勉強ですることが決まったら、苦手科目や苦手分野など重点的に勉強する科目から、「計画表」に書き出していきましょう。
 まず一番苦手な科目を「定期テストの範囲表」と「することリスト」を見ながら、書いてみてください。

定期テスト勉強計画表(1週間)未記入版のサムネイル
定期テスト勉強計画表(1週間)未記入版

時間に余裕のある生徒さんは、鉛筆で「下書き」してください。
 「計画表」に1日の勉強するページを書いていくと、どこかで矛盾の起きることがあります。テスト直前になると、他の科目もラストスパートしなければいけませんので、苦手科目だけに時間を割くことができなくなります。
 下書きで「1日に勉強するページ数」を何度か調整しながら、自分に合った計画表を作りましょう。
 私たち家庭教師も一通り作ったあと、次の日に見直しています。時間を置いてみると、「ここは多すぎる」「こんなに上手く勉強できない」など、不具合を調整できます。

定期テスト勉強計画表(1週間)PDF版
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定期テストの勉強「計画表」の例

記入例は、中学1年生・2学期の中間テストです。
 今回のテストは、前回より早め、2週間前からテスト勉強を開始します。
 この生徒さんの例では、苦手なうえ、だんだん難しくなった数学と三単現で混乱してしまい、それから分からなくなった英語を中心に、勉強する予定です。

定期テスト勉強計画表2週間(A3版)の記入例のサムネイル
定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例

テスト勉強の期間が2週間あると、苦手な科目も十分な対策をできますね。
 また第1週目と2週目では、学習スピードを変えることもできます。
 1週目は、まだ部活があるので、多くのことはできないかもしれません。早めに苦手科目を勉強することで、第2週目に、他の科目の勉強時間に影響が出ないようにしています。
 次の章では、各科目ごとの具体的な勉強計画を見ていきましょう。

一番苦手な科目(数学)から始める場合。

下記の例では、苦手な「数学」から計画表に書いています。
 今回は「比と比例式」から、テスト勉強のスタートです。
学校のワークをしながら、間違った問題を「苦手ノート」に書いていきます。間違った問題や難しい問題は、忘れてしまいがちなので、数日に1度復習する予定です。

数学の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例のサムネイル
数学の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例

「方程式の利用」は文章題なので、一次方程式の計算を1日復習したあと、1日2、3問を目安に約1週間かけて勉強していきます。また10日前から苦手ノートは作るだけではなく、復習も同時にしていく予定です。
 「関数(比例と反比例)」は、単元の前半のみテスト範囲です。基本的な問題が多く、方程式の利用に比べると、時間をかけず勉強しようとしています。

2番目に苦手な科目(英語)。

2番目に苦手な「英語」は、2日目からスタートです。
 数学に時間を取られて、勉強時間を思うように取れない場合もあると思います。
 第1週目は、学校ワークを1日1ページと授業プリントを2日1回のペースでするように計画してます。
 第2週目は1日2ページ、自分の勉強時間を多く作れる土日は6ページする予定です。

英語の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例のサムネイル
英語の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例
 

英語は、市販の問題集で新出文法を確認してから、ワークや授業プリントをします。教科書本文の和訳は、その後にする予定です。1日1~2時間を目安にしています。
 ワークや問題集をしながら、英単語や熟語の簡単なものは、その都度覚えていきます。
 基本的に暗記する要素が多い英語は、テスト3日前までに一通り済ませる予定です。直前2日間で、最終確認や難しい単語の暗記をした方が、得点に結びつきやすい教科です。
 またこの生徒さんの場合、リスニングは予定に入っていませんが、耳慣れの必要な分野です。苦手な生徒さんは、市販のCDなど利用して、英語を聞き取る時間を毎日短時間、設けるようにしましょう。

3番目に苦手な科目(理科)。

3番目に苦手な「理科」は、テスト勉強3日目からスタートします。
 部活や苦手な数学・英語に時間を取られ、思うように勉強できない場合もあります。それも考慮して、少ない勉強量になっています。第1週目にワークを3ページするだけなので、3日目開始にこだわらず、余裕がある日に勉強できれば良いと考えています。

理科の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例のサムネイル
理科の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例
 

苦手な物理分野の出題範囲は、「光と音」のうち「光」のみです。とても嫌いな分野なので、早くゆっくり始めて、テスト直前の土曜日までに終わらせる予定です。
テスト4日前から暗記分野の「植物」を集中的にします。この生徒さんは、物理に比べると生物分野の方が好きなので、ワークを1日2ページに増やし、暗記しようと思っています。

理科は科目によって、化学・生物は暗記、地学は単元により暗記と計算の両方、物理は主に計算になります。定期テストで共通していることは、基本的な用語問題と実験の問題が出るということです。(進学校や私学では、違う場合もあります。)
 自分の学力に合わせて、用語問題で最低ラインを確保するのか、実験問題まで勉強して高得点を狙うか、「することリスト」と「計画表」を作るときに決めましょう。

好きな科目(国語)。

国語は、第1週目の日曜日に開始します。
 苦手な科目に比べると、日数もかなり少なくなりますね。1週目は1回、2週目は3回以内で定期テストの範囲を勉強します。
 勉強する日数が少ない分、時間に余裕のある土日を上手に利用しようとしています。

国語の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例のサムネイル
国語の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例
 

好きな国語は、学校のワークと授業プリントを主体に勉強していきます。
 教科書・授業ノートは、ワークとプリントを復習するときに使うので、特に書いていません。計画表を見みやすくするためです。
 教科書の本文を読んだあと、ワークを勉強します。授業プリントとノートも読み返すと、より効率良く勉強できますね。また漢字プリントも、第1週目から勉強する予定です。直前に慌てて詰め込む勉強を避けたいからです。

最後に開始する科目(社会)。

社会は、第1週目の最後から勉強を始める予定です。
 他の科目の進行状況に合わせて、勉強していこうと思います。他の科目が思うように進まないと、しわ寄せの来る可能性があります。いつでも振り替えて勉強できるように、最低限の予定を組んでいます。もし時間に余裕がある場合は、もう少し多めに勉強できるといいですね。

社会の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例のサムネイル
社会の定期テスト勉強計画表(2週間)の記入例
 

暗記で高得点を狙える社会は、忙しい人ほど、テスト直前にした方が良い結果が出ています。
 記入例の生徒さんは、今回のテスト勉強のテーマは「数学と英語の平均点越え」なので、社会に多くの時間を割いていません。他科目のテスト勉強が順調ならば、計画表に勉強時間を書き加えられるといいですね。

自分に合った自分だけの計画表に。

今回の定期テストの勉強「計画表」は、「苦手な科目」から作りました。
でも計画表は、「得意な科目」や「勉強しやすい科目」・「好きな科目」から作ってもいいと思います。
 「得意な科目」や「勉強しやすい科目」は、計画を作りやすく、予定通りに進みやすいからです。

計画表を何回か作って、テスト勉強をしたことのある生徒さんは、テスト範囲表を見れば、どの位勉強すればよいのか、経験から分かると思います。
 初めて計画表をつくる生徒さんは、大雑把(おおざっぱ)で内容が少なすぎたり、反対に多すぎる内容になってしまう場合があります。
 少なすぎるのか、多すぎるのか、実際に勉強してみないと分からないこともあります。
無計画で行き当たりばったりでテスト勉強するより、計画表を目安に勉強した方が良いに決まっています。

何ごとも経験が必要です。最初から自分に合った完璧な計画表をつくれる人はいないと思います。
 今現在の経験値で十分です。自分だけの「計画表」をつくってみましょう。

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福岡でテスト対策に強い家庭教師