福岡県立高校の一般入試

福岡県の公立高校の一般入試

実際の福岡県立高校の一般入試学力検査の冊子5教科分組合立高校を除く福岡県立高校・市立高校の一般入試(定時制課程通信制では、前期2期試験)は、平成30年3月7日(水)に5教科の「学力検査」、一部の学科コースでは同日の学力検査終了後または8日(木)に面接・作文・実技・自己表現などの「個性重視の特別試験」が行われました。平成31年度の入試日程は6月、入試要項は10月に発表される予定です。
5教科の学力検査と学力検査当日または翌日に面接・作文・実技などの特別試験が課されます。受験する高校により、入試内容が違う場合がありますので、あらかじめ確認して対策をしましょう。また入学定員より合格者が10人以上下回る学科では、一定条件のもと「補充募集」が行われています。

平成30年度(平成30年3月入試)から一般入試の学力検査時間は、各教科5分延長され、難しい問題や新傾向の問題が増えました。。基礎的な事柄の記述式問題に日頃から慣れ親しんでおくことが大切です。平成30年度の入試で数学の追加問題を実施する高校学科はありません。またインフルエンザなどやむを得ない理由で、学力検査を受けられなかった生徒は、平成30年度の入試から追選抜を受検できるようになりました。学力検査当日の平成30年3月7日(水)正午までに中学校を通して出願し、面接・小論文を追選抜受検者全員が受けました。また別途に志願先高校が定める試験がある場合もあります。実際には欠員が出た人数に、学科や学級数を加えた若干名の募集になりますので、状況により保健室などの別室受検を選ぶことも選択肢の一つになります。

公立高校一般入試の日程

福岡県公立高校入試(組合立高校は別日程)は、2月6日に「推薦入試」・3月7日の学力検査と学校により8日に「一般入試」が行われました。一般入試では全校で5教科の学力検査が実施され、受験する学校や学科コース等により、別途個性重視の特別試験が実施されました。また入学定員より合格者が10人以上下回る学科では、一定条件のもと「補充募集」が行われ、実施する高校や学科コースは、合格発表がある平成30年3月15日に発表されました。また推薦入試で不合格になっても再度受検料を収めることなく、一般入試を受検することができます。

一般入試日程表(平成30年度)

項目日時備考
学区外高校志願者
入学願書受付期間
平成30年2/2(金)2/26(月)正午まで学区外高校入学志願申請書
転居予定住所の関係書類や転勤証明書など
入学願書受付期間平成30年2/13(火)2/20(火)正午まで入学願書・調査書など
志願先変更受付期間平成30年2/21(水)2/26(月)正午まで一般入試の倍率などを参考に一度だけ志望校の変更ができます。
一般入試日平成30年3/7(水)学力検査5教科
面接・作文・実技(学校により異なる)
個性重視の特別試験日平成30年3/7(水)学力検査終了後または
平成30年3/8(木)
面接・作文・実技(学校により異なる)
合格発表日平成30年3/15(木)午前9時

一般入試の合否判定方法

福岡県の一般入試は、「調査書」と「学力検査」の結果と学校・学科コースにより「個性重視の特別試験」の結果から基本的に合否の判定が行なわれます。また学校・学科コースによって「調査書の特定教科の加重配点」と「学力検査の特定教科の加重配点」・「数学の追加問題」の結果も合否判定の判断資料として活用されます。

一般入試の合否判定

番号入試の内容
基本的に「調査書(各教科の学習記録)の中学3年生評定点数合計(基本45点満点)」の順位と「学力検査の総得点(基本300点満点)」の順位が付けられ、各高校・学科・コースの特色の方針・合格要件にしたがって合否判定が行われます。
調査書の「出欠の記録」「健康の記録」は、高校生活を過ごすうえで特に支障がない限り、合否判定に影響しません。
各高校・学科・コース・系統の特色によって、受験校では「調査書の記載内容」のうち、重要視する項目が決められています。学力検査の結果や評定数値合計以外にも生徒の個性を選考に活かしています。
一部の高校・学科・コース・系統では「調査書の特定教科を加重配点」と「学力検査の特定教科を加重配点」が行われます。理数系の学科・コース・系統では、「数学・理科・技術家庭など」・語学系では「外国語(英語)」・体育系の学科・コースでは、「保健体育」というように、その特色に応じて調査書の評定学力検査の得点1.5倍に換算して合否判定を行います。
一部の高校・学科・コース・系統では、その特色や状況に合わせて「個性重視の特別試験」が行われ、面接・作文・実技などの試験結果を合否判定に活用します。
一部の理数科や数理コースでは、その特色に合わせ「数学の追加問題(30点満点)の得点」を学力検査の得点に加算して合否判定を行います。平成30年度の一般入試で実施する学校はありませんでした。

一般入試の合否判定の図解

調査書

一部加重配点

学力検査

一部加重配点

特別試験

一部面接作文実技

福岡県立高校一般入試の合否判定方法の図解の縮小画像
Aグループ

調査書の内容と学力検査の得点が、どちらも高校が決める一定数以上の範囲に入っている生徒さんは、Aグループに入ります。特に調査書(内申書)の内容に問題がなければ、合格になります。Aグループは、募集人数や推薦入試の合格内定者数にもよりますが、一般的に入学定員の約60%くらいと言われています。

Bグループ

学校や学科コースなどにより違いますが、Aグループ以外の約40%の生徒さんは、基本的にBグループに入ります。学力検査の得点・個性重視の特別試験の結果と調査書の記載内容をすべて重視して、高校・学科・コース・系統などの特色にふさわしい個性の生徒さんから合格にしていきます。

近年、一般入試における調査書の記載内容を積極的に活用して、合否判定を行なう高校・学科・コース・類型が増えています。それは、新指導要領「生きる力」でも引き続き、生徒の個性を尊重しているからです。新指導要領は、以前の「詰め込み教育」と「ゆとり教育」の良いところも現状に合わせて活かそうとしています。生徒の個性を生かしながら、将来社会人になるために必要な知識や技能と判断力・思考力・表現力を身に付ける教育が基本になっています。平成30年度の福岡県立高校入試でも、学力検査以外に、調査書の記載内容重視の高校・学科・コース・系統が増えると思われます。

一般入試の学力検査内容

福岡県立高校の一般入試の学力検査は、平成30年3月7日(水)に行われました。すべての県立・市立高校で一斉に行われ、問題は福岡県教育委員会が作成した5教科の共通問題になります。近年、私立高校と同じように冊子形式に変更され、平成30年度の入試では、昨年度まで1教科45分だった検査時間が50分(英語のみ55分)に各教科5分ずつ延長されました。英語については、リスニングテストのみ10分から15分に5分間延長になり、筆記テストは従来通り40分のままです。この検査時間の延長によって、今までより「思考力・判断力・表現力などを問う問題」や「言語活動を重視した問題」の出題比率が高くなり、検査問題の内容が難しくなりました。普段から学校の学習内容の理解に努めるとともに、英語のリスニング対策と各教科の記述問題の対策、答えを制限字数以内にまとめる練習を入念に行うようにしましょう。

学力検査の時間割表(平成30年度)

時間割教科名検査時間休憩時間
国語9:40~10:3050分10:30~10:4515分
数学10:50~11:4050分11:40~11:5515分
社会12:00~12:5050分12:50~13:5060分
理科13:55~14:4550分14:45~15:0015分
英語15:05~16:0055分
※1時間目から5時間目までの学力検査開始5分前に入室・着席します。
※3時間目の社会と4時間目の理科の間に60分休憩があり、昼食をとります。
※5時間目の「英語」は、15:05から15:20までの15分間「英語リスニングテスト」が行われます。そのまま15:20から40分間「筆記テスト」が行われます。

学力検査の注意事項

福岡県の公立高校一般入試の学力検査は、得点率が全体の55%前後になるように、工夫して作られます。問題の80%くらいは、過去10年分の一般入試問題を参考に類似した問題が出題されますので、過去問題は必ずチェックしておきましょう。問題の内容は、普段から学校の教科書やワーク・授業内容などを理解していれば、決して難しいものではありません。ただし、学校の授業ではあまり学習する機会のない作文や英作文・ヒアリングなどは、早めにしっかりとした対策をしておきましょう。

実際の学力検査問題

福岡県の県立・市立高校の一般入試における学力検査問題は、福岡県教育委員会のホームページ・県庁1階及び各地区のの県民情報センターで公開されています。

外部サイト福岡県教育委員会「平成30年度入学者選抜学力検査の問題」「平成29年度入学者選抜学力検査の問題」「平成28年度入学者選抜学力検査の問題」

個性重視の特別試験を行う高校(平成30年度)

一部の福岡県立高校・市立高校では、調査書や学力検査に次ぐ第3の選抜方法として個性重視の特別試験を実施しています。一般入試の学力検査終了後または翌日に「面接・作文・実技」などによる試験が行われます。面接のみ・作文のみ・実技のみ・面接と作文・面接と実技など受検する高校・学科・コース・系統により特別試験の内容は異なります。受検する高校の実施要項をよく確認するようにしましょう。平成30年度の一般入試では、全日制37校6系統87学科(うち11コース含む)と定時制4校5学科で実施されました。

個性重視の特別試験は、受検する学科やコースなどの特色に適しているかどうか?や目的意識、高校生活への意欲・関心など、調査書や学力検査以外にも生徒の個性を選考に生かすために行わてれいます。

「面接」
集団面接と個人面接があります。面接官数人と集団の場合は2~5人程度、個人の場合は1人で面接を行います。
基本的に共通して聞かれることは「志望理由」「中学校でがんばったこと」「高校生活の抱負」「高校卒業後の進路」「将来の夢」「受験校の印象」などです。これ以外にも受検生の個性を知るため、いくつか質問のある場合が大多数です。答えは明瞭簡潔に、着席退席の仕方ともに練習しておくと良いでしょう。

「作文」
一般的に課題作文は、社会生活や学校生活におけるルールやマナーなど「道徳的なこと」、中学生活の思い出や高校生活・将来の夢など「自分に関すること」、資料などを見て考えを述べる「資料を読み取ること」、「時事問題に関すること」に分けられます。
平成30年度入試では、福岡地区の水産高校と鞍手高校・若松高校の定時制普通科で作文がありました。3校ともにハイレベルな作文力は必要なく、作文のルールを守って、率直な考えを述べる標準的な作文を書くことができれば良い状況です。

「実技」
実技試験を課す高校では、とても重要になります。平成30年度の入試では、普通科体育系コースと芸術系学科コースの5校で実施されました。
「体育系の実技」は「必須科目」として50m走や立ち幅跳び、「選択種目」として球技・陸上・武道などの中から1種目を選択するなど、高校によって重視する種目が異なります。
「芸術系の実技」では、「美術」は画用紙に鉛筆デッサン、「書道」は半紙に清書や課題創作など出題されます。

調査書学力検査の特定教科の加重配点(平成31年度)

福岡県立高校の一部の学校・学科・コースでは、「調査書」や「学力検査」の加重配点を行います。指定する教科の「調査書」または「学力検査」の点数を1.5倍して算出し、合否判定に用いています。平成31年度の一般入試における実施校は「調査書の加重配点」が9校13学科5コース、「学力検査の加重配点」が16校16学科4コース3系統になり、昨年度からの変更はありません。

「調査書の特定教科の加重配点」
一部の高校・学科・コース・系統では、その特色に合わせて「調査書(各教科の学習記録)の中学3年生の評定」の指定する教科を1.5倍にして計算します。(調査書評定1教科5点満点→特定教科は1教科につき7.5点満点になります。)

「学力検査の特定教科の加重配点」
一部の高校・学科・コース・系統では、その特色に応じて、指定する教科の「学力検査の得点」を1.5倍にして計算します。(学力検査1教科60満点→特定教科は1教科につき90点満点になります。)

平成30年度の一般入試から筑紫丘高校の理数科・明善高校の理数科・嘉穂高校の理数科は、学力検査で課していた「数学の追加問題」を廃止し、「学力検査の加重配点」を理科1教科から「数学・理科」の2教科に変更しました。

平成30年4月から学科名の変更を行った嘉穂総合高校の工業科は、「調査書の加重配点」を技術家庭から「数学」に変更しました。また若松商業高校の総合ビジネス科・ビジネス情報科と山門高校の普通科理数コースは、加重配点を行いませんでした。

一般入試の出願書類

志望する高校により書類の形式が違ったり、出願条件により提出する書類が異なる場合があります。事前に確認をしてください。

一般入試に必要な書類(抜粋)

番号書類名備考
入学願書生徒本人または保護者が記入します。
通学に関する誓約書基本的に保護者が記入します。
調査書中学校の評定(3年生は評定1教科5点で9教科45点満点/1・2年生は各教科の評定点のみ)・観点別学習・特別活動・行動記録・出欠記録・総合所見などが記入されます。
評定一覧表志望校に同じ中学校から受験する生徒全員分の9教科の成績(評定)が記入されます。
評定分布表中学校の成績(評定)を5段階に分けて、それぞれの分布人数・割合が記入されます。
受験料全日制課程¥2,100円 定時制課程¥850円

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